見出し画像

凄まじいスピリチュアル動画を発見し、笑い転げて、心理学の論文を読んだ。


Netflixのアルゴリズムはずいぶん賢くなって、適切なオススメをされることが多くなった。『ドライブ・マイ・カー』は、普段ならば「はいはい、純文学っぽい長い映画ね。苦手なんだよな~」と敬遠するところだが、Netflixがあまりにもオススメするのでつい見てしまった。

すると意外にも、たいへん楽しめた。たしかに純文学っぽい映画なのだけれど、村上春樹の原作を感じさせるおしゃれなセリフの連発と広島のキレイな景色を存分に活かしたレトロカーのドライブ風景が非常に心地よく、飽きずに3時間見ることができた。

「自分では見ないけど、アルゴリズムにオススメされたから見る」という経験が増えたことについて、賛否両論ある。出会いが増えるなら好ましいだろうという楽観主義者もいれば、エコーチェンバー現象の加速を危惧する悲観主義者もいる。

僕は概ね楽観主義の立場だ。「同じようなものばかりオススメされてエコーチェンバー現象が起こる」というのは、アルゴリズムのできが悪いのだ。僕にとっての『ドライブ・マイ・カー』のように、「普段なら絶対に好まないが、オススメされるとつい見てしまうもの」を選択できるアルゴリズムなら、むしろエコーチェンバー現象の回避に役立つ。

だから、僕はNetflixにもYouTubeにもオススメをガンガンやってほしいと思っている。普通に暮らしていたら絶対に発見できなかったものを教えてほしいと思っている。


凄まじいスピリチュアル動画がオススメされた

そろそろ本題に入ろう。先日、YouTubeを見ていたら、あまりにも凄まじいスピリチュアル動画がオススメされた。タイトルとサムネイルだけで「あっ、すごそう」と思わせるものだった。だが、動画の内容を見てみるとその10万倍は凄まじく、「すげえ~~~!!スピリチュアルってこんなことになってるの!?」と感動した。

そして、あまりにも強いワードの連発で、「これはギャグで言ってるの???マジ???どっち???」と笑い転げることになった。

さらに、あまりに面白かったので「なんでこんな動画の存在が許されるんだ?」と疑問に思い、調べているうちに久しぶりに英語論文を読むことになった。「なんか深そうに見えるデタラメを信じてしまう人はどういう人か?」というドンピシャの論文があったので、読んでみると大いに発見があった。結論から言うと「ラクしてYouTuberになりたければ、作るべきはスピリチュアル動画一択」という発見だ。

今日はその体験について書いてみようと思う。僕が笑い転げてしまった動画を丁寧に解説しつつ、皆さんにも笑い転げてもらい、最後には有用な知見にたどり着いてもらえれば幸いだ。


ただし以下、チャンネルの実名と実際の動画がガンガン出るので、有料となる。単品購入(300円)もできるが、定期購読(500円/月)がオススメだ。9月は4本更新なので、バラバラに買うより2.4倍オトク。


それでは早速見ていこう。僕が笑い転げてしまった、あまりにも凄まじいスピリチュアル動画は、こちら……。


ここから先は

7,897字 / 41画像
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?