インターネットにいる「ほんとうの地獄」を紹介していく(4)-ネット芸人は牧畜業。
古典を読んだり、昔の人の言動を調べたりしていると、「おいこいつマジかよ」と思うことがしばしばある。
「哲学書を読んで、恋人と別れた。」の回でも書いたのだが、哲学者エーリッヒ・フロムの本には「同性愛者は真実の愛は持てない。愛の失敗作だ」みたいな問題発言がポンポン出てくる。現代なら炎上必至である。
だけど、エーリッヒ・フロムは炎上していない。理由は単純、当時はSNSがなかったからだ。読み手がムカついたとしても、それを拡散する方法が存在しない。いくらムカついたからって「あいつが