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九州最大のヨットのメッカになったかもしれない?「平戸港」2日目(2024年春夏クルーズ15日)

朝7時「平戸観光桟橋」をシェアしていたヨットのうち2艇が出港して行った。うち一艇は昨日話をした「Sakura Zulu」(サクラズール)、見送りがてら拙著「四季のサイト・クルージング」を差し上げた。この本を「舵社」から出版されて久しいが、いまだに重版の話は来ていない。同社からの報告によれば、発売してすぐにコロナ禍、本屋の閉店が続く中で「アマゾン」だけが細々健闘しているらしい。まだ、実売部数は千冊に届いていないようだ。

さて、今日も「平戸港」にとどまることにした。念の為の給油(100L、累積2100L)、給水(いつものポリタンシャトルではなく、観光協会から延長ホース借用)、ゴミ出し(1袋100円、観光協会で購入可、下記写真)等をこの際しておこうと思ったからである。

HAPPYで長期クルーズを始めてから7年ほど経過したが、年々クルーズがしやすくなって来ている。ネットの普及と速度の向上、Googleマップの精度がクルーズの利便性を大いに向上させていることは前提として、次に、きれいに清掃が行き届いた公衆トイレが普及されたこと、そして大型コインランドリーの店舗が多く出店したこともとても大きいと感じる。ありがたいことである。(少々公衆トイレは多すぎると感じてはいるが)そして昨今変わって来たなぁと感じているのが、ゴミの収集方法についてである。収集してくれるサービスがなかった時代から、収集袋を購入すれば収集してもらえるサービスが提供される時代となり、現在は分別方法の細かさの時代に突入している。ここ平戸では、①燃えるゴミ、②ペットボトル、③飲料缶、④危険物、⑤その他不燃物、⑥ビン、と6種類に分けなければならない。ビン以外の5種類は全て別の袋を購入し分別する必要がある。ちなみにビンは回収不可である。リサイクルという分別の観点はもちろん理解できるが、シーチキンの缶を1つ捨てるために大きなビニール袋に入れ捨てることは、金額の観点ではなくリサイクルの観点で問題ないのか些か疑問に思えた。しかし、ここは本質課題の論点よりも提供側のルールが重視される平戸観光協会の現場である。もちろん口に出すことなく指示されるルールに従って分別の上回収してもらった。

このブログを書いている間に2艇のヨットが入って来た。観光協会から水道ホースを借りる際「最近ヨットの訪問が多く、時に地元の漁船が着ける場所がなくなるほどになり、クレームが出ている。したがって、奥、手前いずれの桟橋においても1艇分を空けるけておく事」という自主ルールをお願いしていることを聞いた。おそらく同じことを聞いたのであろう、この2艇は、一艇分のスペースを空けるため後にアロングサイド係留に変えていた。

クルーズを開始をして間もない頃は、寄港地の大半が初めての場所であった為、観光、泊地探索というプレッシャーがあったが、今はその逆である。だから、居心地が良くて連泊しても、別に観光もしない、その方が楽しいのである。(泊地探索は情報鮮度の維持のため更新)

今日は月曜日、平戸の街から観光客の姿が少なくなり、生活者とそれを相手にする商店も店をあける。私たちは、毎回訪ねる鮮魚店で今晩のアミューズにするべく新鮮なアジを求めた。立派なアジ、3枚におろしてもらって2尾で560円也。

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