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私の大好きな「鷹島(阿翁港)」を再訪!(2024年春夏クルーズ12日目)

2024年6月7日金曜日9時45分、「壱岐島(芦辺港)」を出港。今日目指すのは「鷹島(阿翁港)」である。27マイルを全くの凪の中走り切り、11時に港の浮き桟橋に舫(もやい)をとった。
去年も立ち寄ったが、その時は生憎の平日、目当てにしていたこの地区唯一の料理屋「吉乃や」も休みであった。寄港地での店の予約は難しい。なぜなら、船の旅は海況に支配され、日時の判断を誤ると店に迷惑をかけてしまうからだ。

今回は、27マイル手前の「壱岐島(芦辺港)」にすでに着いている事、翌日の海況が穏やかである事、そして「吉野乃や」が店を開けている週末の寄港(金土日のみ営業)になるという3条件が重なった。そこで壱岐で電話を入れ、「呼子」を飛ばして金曜日の同島を目指したのだった。

我々が利用できる浮き桟橋は港の1番奥、使われなくなった通船桟橋である。目の前徒歩1分でトイレ(水も取れる)。

給油を「阿翁港」の漁協GSに照会したが、ローリー車が無いため丁重に断られた。残るは農協GSだが、ここから少し遠く最初は訝しがられた。しかし、漁協の紹介と伝えると心地よく対応してくれた。免税軽油350Lを入れて満タンに戻した。ここまでの累積給油量は2,000Lである。

1日に3本、この桟橋前(阿翁浦)にバスが止まる。そのバスに乗ってもう一つの目的である「松浦市埋蔵文化センター」に行ってきた。週末はバスの運行はないので、少し慌ただしくなるが、歩けば山のテッペンに同センターがあるので今日中に行ってしまおう。

このディスプレー写真で元寇(弘安の役)時の船団の位置がよくわかった。「鷹島」の南側海域に集合して、この海域で暴風に遭遇、大半の船がここで沈んだという。これだけの密集体形で錨泊していれば、抜錨した船との衝突は避けられなかったという。この海底で近年元軍(蒙古軍)の沈船が多数見つかり、その収蔵物が「松浦市埋蔵文化センター」に集められている。

吉報は桟橋目の前のコインランドリーがリニューアルしていたことだ。前回は工事中であった。これは助かる。この週末に「平戸」入りして、給油、洗濯をする予定だったが、この「鷹島(阿翁港)」で2つともこなせるので、週末土曜日はここに留まれる。「平戸」の土曜日は桟橋もコインランドリーも混雑するからだ。この静かな港でゆるりと過ごそう。

夜は既述の「吉乃や」に行く。料理に感激があればブログに書き足しておこう。

通された部屋がこの写真。明石魚住中学校の2泊3日の修学旅行で1日目は各家庭での民泊、2日目は出島、ハウステンボスに行く予定らしい。「吉乃や」は引率先生たちの宿になるらしく、その隅に私たちの席が設けられていた。

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