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対馬「厳原」を基点にレンタカーで観光(2024年春夏クルーズ6日目)

2024年6月1日土曜日、今日から月が変わって6月になる。その初日はレンタカーによる「対馬」観光に充てることにした。昨年来た時は私1人の単独航海だったので、話す相手もなく黙々と観光地巡りをしていたのだが、今回は副長と共になので私が案内役となりグイグイと観光ガイド役をこなした。とは言っても「対馬」は細長く、全部を車でそれも一日で回るのはキツイい。幅(東西)は狭くても縦(南北)は想像以上に長いからだ。そこで、今日の観光地巡りは「厳原」を起点として1時間以内の場所を選んだ。

最初に訪れたのが「対馬博物館」、2022年に開館したピカピカの博物館である。とにかく、「金をかけて作っているなぁ」が最初の印象。敷地は対馬藩の歴代藩主が居住した「金石城」の中にあり、意匠も素敵である。しかし、展示内容には今回も違和感が残った。なぜなら、対馬の歴史を語るのに「元軍による侵攻(文永の役、弘安の役)」と「秀吉の命による朝鮮出兵と対馬(藩)の果たした役割」についての展示がないからだ。最大のビジターである韓国からの観光客への忖度なのであろうが、果たしてどうなのだろう。博物館に韓国からの観光客は1人として見かけず、また解説表記に韓国語はなかった。

次が「対馬朝鮮通信使歴史館」に行った。学びはこの船の模型である。彼らはこの船を6隻連ねて、四百人規模でどどっと日本にやってきた。海路のコースは朝鮮→対馬(3つの港)→藍島→下関→上関室津→蒲刈→鞆の浦→牛窓→室津→兵庫→大阪となっていた。それぞれの港でこの船を目の当たりにした住民の驚きは相当なものであったはずだ。

上の2点は「万松院」の奥手にある対馬藩2代藩主・宗義成が建立した宗家の墓地、そこに続く石段を「百雁木」と読んでいるが解説によれば、「雁木」とは石階段のことだそうだ。瀬戸内海の漁村には「雁木」各所にある。

これは、「万関橋」、その下を水路(運河)が通る。クルーズで訪れたヨットマンが皆その写真を公開する。狭いので、まるで川が流れているような迫力ある潮流が作られるからだ、今回も対馬滞在が1週間なのでこの下をくぐって、「浅茅湾」に入る予定だ。

これは「和多都美神社」、韓国人の長年にわたるマナーの悪さに耐えかねて「朝鮮人は出入り禁止、境内及び神社所有地出入り禁止」を公式に表明している。ハングル文字による掲示があったが、私には無論読めないが、きっとそのことが記されているのだろうと想像した。

実際にその宣言が韓国人観光客、ツアー会社に伝わったのか観光バスも、韓国人旅行者も見なかった。


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