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監督に聞くこと、自分で考えること

 今回のテーマは、「監督に聞くこと、自分で考えること」です。僕が10代の頃は、サッカーをするときに、とにかく全て自分で考えてプレーしていました。「どんなプレーをするべきか」「どんなトレーニングをするべきか」「どのポジションでプレーをするのか」といった事は、全て自分で決めていました。今考えると、本当に個人スポーツ的な考えでサッカーをしていたと思います。どんなチームに所属していたとしても、チームの中で自分を輝かせることが大切です。僕は自分勝手だったと思います。

 自分の成長のことを考えても、チームの中で自分を輝かせる努力をする方が、サッカー選手として成長する可能性が高いです。「チームの中での役割をどれだけ全うできるか」や「味方選手に合わせて自分の能力を生かすことができるか」が、チームの勝敗に関わってきます。チームを勝たせることができる選手が、サッカー選手としての価値が高い選手です。それも、短期的な勝利ではなく、長期的な勝利をもたらす選手です。

 10代の頃は、自分勝手に何でも自分で考えてサッカーをしていました。今回のテーマ「監督に聞くべきこと」と「自分で考えるべきこと」というのは何でしょうか。監督が決めるべきことを、自分で勝手に考えて判断してはいけません。自分で決めなければいけないことを、監督に任せていてもいけません。監督が決めるべきことは、「チームの目標」や「戦術」、『プレー原則」などです。つまり、監督に聞くべきことは「戦術」「プレー原則」です。ここが、それぞれバラバラだとチームとして機能しません。監督から聞いた「戦術」や「プレー原則」から、試合やトレーニング中に生まれた様々な問題を解決するために、自分で考えます。サッカーは、これから何が起こるかわからないスポーツです。今までにないことが起こる可能性はたくさんあります。試合の中で生まれた問題は、自分で考えて解決していかなければなりません。もし、解決方法がわからないときは、戦術やプレー原則から考えてみることが大切です。これまで監督に聞いてきたことに当てはまらない場合は、「こういった時のプレー原則はどうなっていますか」ということを監督に聞いてみても良いと思います。ただし、戦術やプレー原則を聞いても、試合やトレーニングで生まれた問題の答えは聞いてはいけません。

 そこは自分で考えるべきで、それができていないと、試合で様々な問題に直面した時、自分で解決することができなくなります。サッカーの試合で刻一刻と変わる状況から生まれる問題の答えは、監督が考えるべきことではないのです。

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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