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自己充足、自己完結

お金はないよりあったほうがいい。病気になったときにお金がなかったら治療受けられない。何かあったときにあったほうが間違いなくいい。

ただ一生使い切れない資産を持つことに意義を見いだせない。お金をたくさん稼ぐため朝から晩まで働くことも同じだ。昔から興味がまるでない。

農業を続けられているのはお金をたくさん稼ぐためにやってないからだろう。数千万、億の売上をあげて規模を拡大していくチャンスと実力があったとしても選ばない。目の前に大きな人参をつるされても自分の時間を絶対に選択する。経営者になれば現場で働く機会は減っていき、体を酷使することはなくなるだろうけど、お金のために時間を売らないといけないことに変わりはない。

最初から「ご飯を食べていけて少し余剰があればいい」くらいの目標設定なので、大損もしないし大得もない。

「大志を抱く」

「男なら出世する」

「大金を稼ぐ」

「大きな目標をもつことはいいこと」

これらの価値観を否定するつもりはない。やりたい人はやればいい。一方で自分の器を知り、自分の中で少しずつやっていくやり方もある。21世紀が個人の時代なら、個人が納得いくまで考え、自分なりの答えを出せばいいと思っている。周りがこう言っているからとかみんながこうやっているからということは考慮しなくていい。

★★

これを書こうと思ったのは、僕より上のオジサンたちが上から目線で説経してきてマウンティングすることがあったから。農業の世界だけなのかもしれないけど、初対面でいきなりされることあるから嫌な気分になる。

ネットでも農業系のyoutubeをみることがあるけど、リアルと同じようなオジサンyoutuberがいるから、自分の地域だけでなく全国共通の「問題」なんだろう。

話題の8割はお金。どれだけ自分が儲けているか、どうやって儲けるか、お前のやり方だと食っていけない、儲けるためにこうやれ。なにかやろうとしているとそれがどれだけ厳しい世界なのか…と、リアルもネットも異口同音。

彼らはどうして自分がやっていることを長々と説経してマウンティングするのだろうか。人間だから誰でもある程度はそういう部分はあったとしても、年を取れば成熟して自己完結できるようになるのが自然なことじゃないだろうか。

アドバイスはその人が必要なときに必要なことを言えばいいだけで、頼んでもいないの言うのは間違っている。言いたくなったとしてもグッと堪えて腹にしまうのが大事なことだ。


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