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田舎を食い物にするコンサルタント

地方創生は失敗に終わった。国は補助金ほしいなら各自治体が地方創生のための計画を作成してね、という政策のもと、弱小自治体を競わせてきた。

自治体、公務員は既存のシステムを保守点検することが仕事だ。衰退する自分の地域をどう活性化するかのアイディアはない。国が計画を策定提出するよう求めてもできないので外部に委託する。外部とはコンサルタント。

東京、地方都市からコンサルタントはやってきて、「あなたの自治体はこういう問題があるが、こういう風にすれば良くなりますよ」とパワーポイントを使ってかっこよく教示していく。

立ち振る舞いと格好も、都会的な洗練された洋服を着て、髪型もそれらしく決め、僕は何でもできますよオーラを醸し出す。コンサルタントは例外なく同じだ。だから顔は思い出せない。

各自治体はコンサルタントに委託してきたから、同じような計画しか表にでてこない。B級グルメ、芸術家支援は最たるものだ。

田舎に来るコンサルタントは、そこの田舎がどうなろうがどうでもいい。それらしく「都会の人」に「つくられた田舎を」かっこよく演出して、お金を儲けたいだけ。

地方の自治体もアイディアがないから外部に委託するのは安易だし、国も地方自治体を競わせるような交付金の出し方はおかしい。最初から地方交付税交付金を増額すればいいだけだ。国にお金がないのは嘘なんだから。

地方で活躍するコンサルタントで、そこの自治体のことを本当に丹念に調べて、限りある資源を有効活用するようなアイディアを出せている人はいるのだろうか?名のしれたコンサルタントだって中身は空っぽだったからいるのかな・・・。


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