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個展無事終了いたしました

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2020年2月21日〜3月1日まで開催いたしました逢坂憲吾個展「枯花」無事会期終了いたしました。
10日間に渡る展示に、延べ181名の来場者がありました。
改めて深謝いたします。
純然たる内省として撮り続けた「枯花」をこういう形で皆さんにお見せすることになるとは、制作の途中からは想像もできなかったのですが、実際に多くの方の目に触れることで僕自身が何を撮ろうとしていたのか、が改めて浮き彫りになったり、また第三者の目から「枯れゆく花」がどのように見えるのか、という視点も数多くいただき、本当にありがたく感じています。

そもそも会場の条件から極力情報を増やさない方針をとった結果「ステイトメントをあえて掲げない」という暴挙に出たのですが、設営が一通り終わり会場内を見回した際に「ここに最も必要ないのは僕」と確信できるほど、会場そのものが完成された感がありました。
その後、会期3日目の終わりに「本屋しゃん」ことなかむらしょうこさんと友人たちとの対話の中で「時間を翻訳」という言葉が口から飛び出した瞬間から、個展への、ひいては作品群への僕自身の理解が一気に深まり、そのご来場いただいた皆様へ作品の目的とするところ、自分の感じるところ、を丁寧に論じられるようになったと感じております。
そのなかむらさんの僕の個展感想はこちら
すっごい生きてた:逢坂憲吾「枯花」@JamPhotoGallery
なかむらさん、本当にありがとうございます。

個人的には、自分では腹落ちし切っていなかった自身の作品の意味するところと向き合うことができた反面、自身の我執とも向き合わされるという地獄の日々を裏で送るなど、今後の創作活動に大きな影響を与える10日間となりました。

「芽吹き、蕾から花が咲き、枯れ、土に還る」という誰もが知る花の「枯れゆく」という時間の流れを、僕たちの来し方行く末、もう戻らない不可逆の時間を生きる僕たちの人生を仮託する形で翻訳したものを写真という形で表現したのがこの「枯花」という作品でした。
そして見ていただいた皆さんのそれぞれの中に宿った心性こそが真の作品なのだろうな、と僕は考えております。
僕のことは、僕だけでやってはならない、と改めて痛感しました。
本個展のご来場、本当にありがとうござました。

長い長い末文になりますが、以下お礼を列記させていただきます。
まず第一に、古賀学氏、白根ゆたんぽ氏、米原康正氏に重ねて深くお礼申し上げます。
皆様の作家活動に触発される形で、自身の作品を外に向けて出すことを決めました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

続いて、本作をこの形に導いてくださいました 渡部さとる先生 にお礼申し上げます。先生の「あなたが伝えたいことが伝わらなくなるから、作品は大きくした方が良い」とのアドバイスがこの形で結実いたしました。
同時に、今回の会場をご紹介いただき、会期中にも作品制作に関する技術的ご助言をいただきました塚本宏明さん。次回はぜひご相談させてください。
そして、個展会場として僕の作品展示をご許可いただきましたJamPhotoGallery 代表 鶴巻育子様 キャノンギャラリー品川で個展中でらした師岡清高先生をはじめ、ふげん社様にて個展開催中でらした土田ヒロミ先生、小沢太一先生といった先生方、ギャラリーに足繁く通われる写真好きの方々との出会いは鶴巻様のギャラリーなしには出会うことのできない皆様でした。改めて感謝申し上げます。
制作に関してましてはアトリエマツダイラ様、額装および設営にはフレームマン様に多大なご協力をいただきました。
皆様なくては個展にたどり着くことはできませんでした。

そして、良き友人隣人としてまた仕事上のパートナーでもあります株式会社グラグリッドの皆様および新宿区立落合第六小学校 竹村校長先生ならびに新保先生、また諸般の事情でお名前を上げることが難しい「昨年度一年を通して困難な仕事をご一緒しましたチーム」の皆様方にお礼申し上げます。
皆様の業務発注のおかげでこの規模の個展が開催されております(真顔)。
同時に、直前に大きな仕事を出してくれた友人二人に感謝を。
ペーペーだった頃から付き合いのある二人から、大きな力添えをいただきました。「行けないから餞別です」て泣かせるな。
また遠方よりも多くの友人・先輩、先達の皆様にお越しいただきました。
費用のかかることで本当に恐縮でした(打ち合わせのついで、と言いながら京都の友人デザイナー二人が現れたのにはたまげました)。
水中ニーソチーム界隈(雑にまとめてごめんなさい)の皆様にも足を運んでいただき、本当に感謝です。
また全天球動画渡邊課の渡邊さんには会場内の全天球撮影の支援をいただきました。仕上がり楽しみにしております。

そしてPerfumeで縁の繋がった友人たちにも数多く足を運んでいただきました。時節柄微妙な状況にも関わらずご家族でお越し下さり、会い損ねていたそれぞれのお子さんにもお会いできました。
お子さんのお誕生日には雑に連絡ください。喜んで課金いたします←

音楽業界からはフィロソフィーのダンスプロデューサーの加茂啓太郎さん、FENNEC FENNECのカナスタさんにお越しいただきました。
お二人とも律儀にお越しくださいましたこと、本当に嬉しかったです。
劇団桃唄309の皆様にもお越しいただきました。また機会捉えて作品撮影に伺いますね。

そのほか、本当に色んな繋がりから縁を結んだ友人たちやお世話になった方々に数多くご来場いただきました。
月並みですが、本当に本当にありがたく思います。
何かしらある際には必ずお声かけくださいませ。
そして、この状況を放任してくれるおよめに。
改めて、ご来場いただきました全ての皆様に、また今作品に関わっていただきました皆様に重ねて拝謝いたします。

最後に、作品の大きなそしてトラウマ的テーマ「人生は不可逆である」ということを教えてくれた愛猫 まりを に最大の愛と感謝を。
まりを はもう僕とおよめとの間にしか存在し得なくなりましたが、それでもなお「存在するのとは別の仕方」で僕を見守ってくれているのを感じます。
ありがとう まりを

まりを


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