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仲間の大切さ

苦しい時、辛い時、どうしようもなくなった時、どうしていますか?

僕は人が一人で生きていけない事を自身の身を持って痛感している。

いや、一人で生きていけないことなんて誰だって分かっている。

正確に言えば、人よりもそう言った事をよく考える機会が多いと思う。


こんなことを言うとビックリするかもしれないが、僕は現在、新型コロナウィルスに感染し、あるホテルの中で療養生活を送っている。

基本的には外出は禁止で、配色サービスのご飯を取りに行くことぐらいしか部屋から出る事を許されていない。

ダブルベッドと机、小型冷蔵でスペースいっぱいの部屋で篭りっきりの生活だ。

Wi-Fi環境があるため、息抜きは十分に出来る。
それが唯一の救いだ。



職場での第一号の発症者となる。

しかも転職して、半年しか経っていないのに。

独り立ちもし始めこれからって時に。
出鼻を挫かれるとはこういうことを言うんだろな。

ここで僕が1番恐れるのは、治療後どんな顔をして職場に戻れば良いのか。

"コロナ感染者"というだけで、煙たがられるだろうと勝手に推測する。

職場の上司は僕に気を遣ってくれ、
気にしなくていいからねとメールで励ましの言葉をくれた。

果たして気にしない人がいるのだろうか。

職場の周りを見ても、差別的な言葉で人を罵る奴なんかいないと肌感覚で分かる。

だが、それでも考えてしまうのが人間の心理ではないだろうか。

感染対策を講じて職務にあたる中で、感染してしまい、取引先には謝罪の電話を上司に入れてもらい、自分が請け負っていた仕事は上司、同僚に振られる。

迷惑のなにものでもない。

仕事休めるぜ〜と意気揚々と休めるようなタマではない。


ただでさえ頭痛がするのに、考えただけで余計に頭が痛かった。


そんな中、僕を救ってくれたのが仲間(友人)だった。

LINEで報告すると、すぐに電話を掛けてくれた。
大丈夫?熱は?ご飯食べられてる?何か必要なものがあったら言って!

最初はかなりビックリしていた様子だった。

身近な人で感染者がいないからだ。

僕自身も今の状況をなかなか受け入れられずにいたが、友人と話しているうちにやっと状況が飲み込めてきた。

そして、何より友人達のおかげで暗くなっていた気持ちも大分和らいだ。


何かあった時に相談できる相手がいるのといないのとでは全然違う。

ネガティブな感情から回避することができる。

僕は一時期、友人と一切会わないようにしていた。

会うと昔話に花を咲かせ、学ぶ時間がなくなってしまうからだ。
生産性ばかり重視していたあまり、交流を断ち切っていた。

しかし、そんなやつでも僕の友人は心配してくれ、会いにまできてくれた。

彼らがいなかったら僕は精神的に病んでいただろう。

現在も軟禁状態のホテル生活をしているが、たまに連絡をくれる。
本当にありがたいことだ。

人間は1人では生きていけない。


必ず何かの支えがあって生きている事を忘れちゃいけない。

そう考えさせてくれたのは紛れもなく仲間。


僕にとっての本番は職場復帰した時だ。
匿名で名前は伏せてくれてはいるが、自分の部署は間違いなく知っている。
あの大人数の中、どんな顔をすれば良いいんだか。

考えても仕方のないこと。
だが、その時も恐らく仲間を頼るだろう。

困った時に、「助けて」の一言が言える。
恵まれた環境にいることに感謝したい。

直接伝えているが、この場でも伝えたいと思う。

いつもありがとう。


みなさんも仲間の存在を改めて考えてみては?

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