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近隣対応という建築士の仕事

建築士には図面を書いて建設会社と現場で打ち合わせるという仕事の他に重要な仕事があります。それは「近隣対応」です。しかしこれが好きという建築士には会ったことはありません、というお話です。

近隣説明とは

建物の図面を書いて建設の許可が下りると現場での工事が着工します。

建物の規模によって許可申請の前に近隣説明が必要な場合があります。この近隣説明というのは公民館などで行う近隣説明会と戸別に訪問して説明を行う形態があります。タワーマンションなどでない限り説明会を開くことは稀で殆どが個別説明です。

モンスター化する人は5%くらい?

この説明は建築主が行っても建築については素人ですから、建築士が建築主の代理で行うのですが、この仕事が大好き。という建築士を僕は見たことはありません。

説明をしても、僕の感覚では80%の人は無関心。しかし20%の人は何らかの注文を付けます。そして、そのうちの25%くらいはモンスター化して工事が着工してからも事ある度にクレームや計画についての変更を要望してきます。

感情むき出しの人間模様

住宅の設計などでは近隣関係がうまく行っていれば問題ありませんが、マンションの設計やホテルの設計などではそうは行きません。

法律的な部分では違反していなくても、近隣住民の要望は法律なんて関係ありません。時にはこちらに法律違反をさせてでも自分の要望を通そうとする方もいます。こうなるともう感情的な問題になります。

どうやって解決していくか?

様々な人間模様が垣間見ることが出来ます。

この話はまた今度にしようと思います。

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