注文住宅、どこまで安くできるかの考察②〜工事費の内訳を考える〜
そもそも家作りに関する費用はどんな物があるのか。どこなら削れるのか。について考えてみようと思います。
我が家の坪単価の話はこちら↓
まずは実際に自分がお世話になった三井ホームを例にして考えてみます。
家作りに関する費用の項目分け
建築工事請負契約書の見積もり明細書を見ると三井ホームに払った費用の項目は以下の通りです。
建築主体工事
基本体工事
外装工事
内装工事
建具工事
設備工事
現場経費
諸経費屋外設備工事
屋外電気工事
屋外排水工事
ガス工事インテリア工事
大項目が3つあり、それに中項目が何個かあります。この中項目に、更に細かい項目が分かれています。
例えば内装工事だと、“天井”という項目があり、
使用するクロスの種類とそれを使う数量、単価、掛け合わせた金額
勾配天井であったり高天井(難易度の高い工事)の面積、単価、掛け合わせた金額
だったりが記載されています。
ちなみにこの内訳明細書を契約の前にしっかり読み込む事はとても大事です。
自分が思っていたよりランクの良い物が入っていたり、1つで良いのに2つ入っていたり、打ち合わせで決めた物と違う物が入っている事が発覚したり、と、案外業者と上手く意思疎通出来ていなかった所を見つけることが出来ます。
我が家は読み込んだ結果…お小遣い程度に金額が下がりました。確かその浮いたお金で玄関の土間の範囲を広げました!
それ以外にも、使用している材料の単価を見てこんなに高いならこっちに変えよう、とか、ワンランクあげてもあまり値段が変わらないからこっちにしよう、とか。そういう戦略を練る事も出来ます。
話を戻して…
実際には古家があった場合は解体費、地盤改良が必要な場合もあるし、ローンを組む場合はその費用や外構、設計費、申請料、手数料などが更に上乗せされます。
私なりの分類
これから、私が説明しやすいように①材料費と②建築工事費③業者の運営費④別途工事費用の4項目に分けて考察をしていきたいと思います。
①材料費とは
家の骨組みに使っている柱や梁などの構造部材、壁紙、フローリング、浴槽などの材料に対する費用の事です。
打ち合わせで建築主本人がどれを採用するか、決めていく物なので分かりやすいですね。
それぞれの単価が業者毎に決まっていて、使用した面積or長さor個数によって値段が決まります。
②建築工事費とは
簡単に言うと大工さんに支払うお金です。
工期の長さや、工事に関わる人数(つまり工事をするのべ人数)、工事の難易度によってお金が変わります。
例えば、吹き抜けがある家は天井高さが高いですよね。そんな天井を貼るのと吹き抜け無しの一般的な天高の天井を貼るのとではどちらが工事の難易度が高いかは明白だと思います。
工事の難易度が高ければリスクも大きいし、単価の高い専門の業者さんに頼まなくてはいけなくなることもあります。
その為工事の難易度が上がると工事費も上がります。
③ 業者の運営費とは
これは業者にかかる広告宣伝費や、設計や営業の人件費等です。業者がどこでお金を儲けるか、というと私達建築主から貰う契約金で賄っているわけですからこういった費用もこっそり(しっかり?)入っています。
アフターメンテナンスに対する補償の為にかかるお金や、打ち合わせの時に出てくるお茶代もこれに含めます。
ただ、これは『打ち合わせで○回お茶を出したから○円のご請求です。』という話ではなく、業者の方で建築面積や工事費用に対して値段が決まっていたり、固定費でいくら、と決まっているものです。
これをなかなか『私は打ち合わせでお茶いらないのでその分安くしてください。』と交渉するのは難しい話です。きっと営業の方と仲が悪くなると思うのでやめましょう。
業者毎に坪単価が大きく変わるのは、この項目によるものが大きいと思います。補償がしっかりしている所は値段が高いです。工務店は宣伝費にお金をかけない事で坪単価を安くしている、とよく聞きますよね。
④別途工事費用とは
①〜③以外とします。
具体的には外構の費用だったり、解体、地盤改良など、直接建物本体とは関係ないけれど必要な工事を指します。
次回から
次回から、どうやったら値段を下げられるか、①から順番に書いていきたいと思います!
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