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高校の時の話!

昔の話だ。


俺はとある商業高校に入学した。

クラスは全部で9クラス。

一年生だけで404人いた。

入学してから2日目か3日目に学力テストがあった。

マークシートに、記入するタイプのテストだ。

どんな問題か出題されたかなんて覚えてなどいないが、俺は地理、世界史、理科には結構自信があった。

テストが始まった。:(;゙゚'ω゚'):

わかる問題も結構あったので、そこそこ点数は取れると思っていた。

わからない問題も適当に塗り潰して、真っ黒な状態で提出した。( ´△`)

一週間か二週間後テストの結果が個人に通知された。

担任の先生から一人一人結果の紙を手渡される。

そこに書いてあった内容は信じられない内容だった。

404/404人中!

ん?(*゚∀゚*)

404/404人中!

え?(΄◉◞౪◟◉`)

404/404人中!

うそ? Σ(゚д゚lll)

404/404人中!

マジ?((((;゚Д゚)))))))

こんな事ってあるのだろうか。

そりゃー誰かが404/404人中!にならなければならない。

それが何で俺なんだ?_:(´ཀ`」 ∠):

こんな数字、白紙で出さなければ絶対に回避できる数字のはずなのに・・・

俺、全部真っ黒で出したよ!

マークシート全て埋めて提出したよ!

俺、全力出したよ!。゚(゚´Д`゚)゚。

それで、404/404人中!って・・・・・

誰かが『どうだったー?』などと言って俺の方に近付いて来た!

俺は、『あんまり良くなかったわー』 などと言ってサッと通知表をカバンの中に入れた。

『あんまり良くないどころではない、一番よくなかった。』

この結果が表沙汰になっていたら俺はイジられキャラに一瞬で転職を経ていただろう。

変な感覚


俺は、学年最下位をとってある不思議な感覚を感じていた。

それは、人とは違うという優越感だった。

俺は、最下位になって最低な優越感に浸っていた。

これは、最下位をとった者にしか分からない特別な感覚!

いや、恐らくはトップをとった人も同じような優越感を感じていた事だろう。

そう、俺は学年トップと同じ感覚を最下位を取ることで、特別な優越感に浸ることが出来たのだ!

他の者がどんなに手を伸ばしても決して届かぬ選ばれた者のみが掴み取れる特別な感覚 ( ゚д゚)

悪い気はしなかった。


普通という安心感


後日、再び学力テストが行われた。

今度は全ての一年生を対象としたテストではなく、一学級のみのテストだった。

俺は、最下位をとってから特に勉強はしていなかったが、このテストの結果は18/44人中だった。

俺は普通だった。(*´-`)

もう、あの時感じた変な優越感は無かった。

その代わり、普通という安心感が俺を包んだ。

今思えば、この時の体験は神様のプレゼントだったと思う。

何故なら、トップを取った人はそれがプレッシャーになり例え2位を取っても前よりは不満があるはずだ!

しかし、俺は最下位と普通の二つの順位を取る体験をする事が出来た。

神は俺に優越感と安心感の二つをプレゼントしてくれたのだ!!( ゚д゚)

神は俺を愛してくれていた。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)









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