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【うつ病闘病記】やっと行けた精神科

もうー、本当に無理かも。

おんおん泣きながら家の外に飛び出し、ちょっと歩くと目に入ってきた「精神科」の文字。もう誰でもいいから助けてほしくて、精神科の前まで行って震える手でドアを開けると、

(受付のお姉さん)
あら、こんにちは~~!
こういうところ初めてかしら?(と言いながらティッシュを渡してくれた)

たくさん質問が書かれた紙を二枚渡されて「書けるところだけでいいから」とのこと。質問項目が「今、消えたいと思っているか」とか「どれくらいしんどいのか?」的なもので、自分の現状に悲しくなってきてポロポロ泣きながらなんとか全部記入。

待合室には絵画がいくつか飾ってあって、何故かファッション雑誌が机に置いてあった(その理由は後で知ることになる)。あと、ラジオのクラシックチャンネルみたいなのが永遠に流されていた。患者さんはわたし以外は誰もいなくて、シーンとしていた。

名前を呼ばれて診察室に入ると、40代後半くらいの先生(男性)がいらっしゃって、その後40分くらい話したと思う。泣きながら、自分が置かれている現状について話して、先生に慰めの言葉をもらって、最後に回答した2枚の用紙の設問の点数を採点して「不安が強い状態ですね」みたいな事を言われたと思います。

その日は、睡眠のお薬と不安を和らげるお薬をもらって帰宅。結局この日にもらったお薬は弱すぎてあまり効果はなく、3回目の通院でもらった強めのお薬を飲んだら、胸のつまりや不安感がすぽーんと取れてお薬の効果にびびった記憶があります。

先生は再診でも毎回15分以上はお話してくださり(私が話さなくても先生がいろいろ話してくれる)、毎回、診察の最後に「なにか、他に話したいことはない?」と必ず聞いてくれて話足りないとか、聞きたいこと聞けなかったことは一度もなかった。

あと、わたしの今後の予定を把握してくれて「まずは◯月の出張、そこを乗り切れるようにしていこうね~」的な感じで、こころに松葉杖状態のわたしがなんとか転ばずに人生歩いていけるようにしっかりサポートしてくれる感があって心強かったです。

あと先生はスクラブや白衣着ていなく、毎回ものすごいおしゃれ。待合室にファッション雑誌が置いてあったのそういうことだったのかー。あと、受付のお姉さんが常に嘘みたいにハイテンションで、いつも変わらない元気さにとても救われました。





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