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まさかの終身雇用制からの変化

先日、こちらのnoteでもオススメした川島和正さんのメルマガからはっとさせられるコラムが送られてきました。
いつも有益な情報を課金なしで提供してくれています。

川島さんのメルマガはこちら

先日のメルマガ以下、引用します。

将来危険な理由


昭和の時代の日本は
終身雇用が当たり前でした。

新卒で入社したら
60歳の丁寧まで勤め上げ
会社での仕事や人間関係が
人生の中心となっていて
まるで大きな家族のようだったのです。

だからこそ、40代50代は
まるで息子に教えるように
20代に教えていました。

また、生産性が高い30代は自分が低賃金で
生産性が落ちた50代が高給でも
父的存在であるため
文句を言わず働いていました。


しかし、今は会社生活と
自分の生活を区切る人が増えました。

それから、20代も30代も40代も50代も
同じ土俵の上で比較される
ライバルになってしまいました。

こうなってくると
50代は20代に無償では教えなくなり
元気な30代は初老の50代より
生産性が高いため
多くの賃金を欲しがるわけです。

その一方、40代50代は
昭和の価値観を引きずり
自分は年配だから高給をもらうべきだと
考えていたりするのです。


このような状況においては
会社側としては
40代以上を雇うメリットが
かなり少なくなります。

歳をとると生産性が落ちる一方
家族ができたり、病気になる分
お金や時間の要求は増えますし
それに応えると20代30代の
不満が増えるからです。

また、最近は時代の流れが早く
40代50代の昔の知識なんて
たいして役に立たないからです。


というわけで利益率が高い成長企業が
若い人しか雇わず
しかも皆数年で辞めるような
仕組みにしているのは
今の時代には理にかなっています。

また、会社を適度に育てたら
バイアウトしてしまうのも
理にかなっています。


あなたが経営者の場合
従業員との距離が近くなり過ぎると
これが出来ずに、10年後20年後に
従業員の面倒を見るのが大変になるので
くれぐれも気をつけた方がいいですね。

ファミリー経営とか、従業員と仲良し
なんていうと聞こえはいいのですが
生産性が落ちた社員や
病気になった社員を赤字で支え続けるのは
本当に大変なことです。

ライバルがドライな企業の場合
競争に勝てなくなっていき
従業員と一緒に会社も
共倒れするかもしれませんので
深刻に考えた方がいいと思います。


ちなみに、私は従業員1人雇っていて
もはや家族みたいなものなので
何かあっても老後まで面倒みるのは
まあ仕方ないかなと思っています。

これが10人20人の仲良し会社だったら
生産性低い人や体調悪い人は
助けを求めてきて
生産性高い人はそれを支え続けるのが
嫌になり抜けていくので
大変だっただろうなとつくづく思います。

私は30代ですが、改めてこのような文字にしてみると非常に腑に落ちることがいくつもありました。

終身雇用制度が崩壊しつつある今、会社へのよい意味でも悪い意味でも依存度が低くなっているというのは、多くの人が感じています。

そんな中、みんなが同じ土俵で比較されている会社、社会内。

若い人が活躍できる土壌は社外でも整っているのでそういう意味ではみんな公平なのかもしれません。

そんな中で

私が平均年齢50歳手前の会社にいることで感じることは
·新しいことをなかなかやりたがらない
·過去のやり方を変えようとしない
·下への理解をしようとしない
·下の意見を聞かない

という傾向が多く見られます。
また新しいことをやろうとするも、そういう発想や知識不足のため非常に初歩的なことも聞いてきたりします。

しかし、年下が上へ聞くと「当たり前」とか業務上の知識をさも自分が正しいように言ってきます。

もちろん、過去の経験や知識は非常に重要なことです。
当然それなしではなかなか会社が成り立たないこともあります。

しかし、前へ前へ進んでいくためには過去の知識ではなく時流を読むのが上手い比較的若い人を会社はもっと重宝すべきです。

相変わらず年功序列の給与体系になっており、川島さんがおっしゃるように下のほうが現場でやっていることは多い、生産性が高いため若い人=給与低いなんて構造はもはや時代遅れです。

夜の中の流れが早いからこそ、社員の平均年齢を下げる
そんな企業努力も必要です。

かといって私自身も年を重ねるのは確実なので、柔軟な頭で「流行は若者から、経験は年長者から」学ぶ姿勢を持っていたいと考えています。

そして、そういう年齢層の人がたくさんいる会社では簡単に追い出すことはできないので、何か自分で経験を活かしてビジネスの種をみつけるとか、もっと若い人にとことん権限移譲して成長スピードを早めるなどすれば、会社はどんどんよくなる気がします。

これからの時流で会社という組織がよりよくなるためには、年上から寄り添っていく、そんな努力も必要ではないでしょうか。

今まではそうしたことをしなくても、下が上に必死に背中をみてついていくということが許されていたかもしれません。

しかし、そんなことをしていては若い年齢を無駄にするだけで社会的損失とも言えるでしょう。

そんなことをしている間に、個として活躍している人はどんどん力をつけてあっという間にある界隈で有名になっていたりします。

時代の流れをみて、個人として生きる時代はこれからさらに鮮明になることだと思います。

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