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鉄塔 e.p

本日2023/11/23、鍵盤田中としては前作の「自作e.p」以来7年振り2作目になります「鉄塔e.p」が配信限定リリースされました。各種配信サイトやサブスクから聴けます。下記から飛べます。よろしくお願いします。

https://big-up.style/NiydLP8ZV9

何がどうということでもなく、時間がとれて完成したからリリースという真っ直ぐな理由ではあるんですが。笑
ずっと温めて作り替えては録り直してという形で長い時間かかってしまいましたが一曲一曲に思い入れがありますので解説していきたいと思います。

1、カーブ
幼馴染との恋愛モノです。多分この辺りはよく風呂場で「涼宮ハルヒの憂鬱」を読んでいたと思うので作中に出てくる佐々木というキャラクターを妄想して書いたものだと思われます。恥ずかし。弾き語りで作っていた物をバンドアレンジにしてみました。音色をどうしようか一番悩んだかもしれない。言葉を選ばずに言えば平坦な曲。作った時にも書いたけどBメロでジョワーンと音が混ざる瞬間がお気に入りです。狙って作ったわけじゃ無いんだけど。笑

2、トワイライト
心の底から出てきた曲。いつでも1番歌いたいかもしれない。色んなしがらみにがんじがらめにされる日々だけど、何を諦めようとしているんだ?と、結局お前がしたいことは何なんだ?と問いただしてくれるような曲。自分に向けての応援歌みたいな曲です。鍵盤田中の曲には自分に向けてのエールのようなものがいっぱいある。応援して欲しい時がいっぱいある。応援してあげたい時もいっぱいある。他の人にも言えることだろうけど鍵盤田中の曲は鍵盤田中に刺さるようにできている。死ぬまで終わりのない旅は続く。嫌でも何でも。

3、部屋
帰郷したときの歌です。真っ直ぐに書いてるんで聴いて貰えばというのがまあ1番なんですが、音楽で食おうと考えていた時期には周りだけがどんどん進んでって自分だけが置いてけぼりにされているような苦しさが常にまとわりついていました。そういうところから“夢を諦める”という選択になったにせよ思い切って脱却して一歩踏み込んだよ、という曲で、前の曲の時は“諦めるな”って言っておきながら違うこと言うんだけど“諦める”ということも前進であることに間違いはなくて、重すぎる荷物に押し潰されて動けなくなっては前には進めない、そして持ち上げる力も人それぞれ。一旦置いて離れてみて考えるのも、見切りをつけて捨てていくのも、いらないものを選別して軽くするのも、とにかく行動するということは前進であるのですよ。自分はもうキッパリ諦めて線引きをして生涯趣味として長く楽しむと割り切った。狭くて汚い部屋から飛び出して前に進んでやった、
でも、ふとしたときにあの部屋での思い出が、匂いが、感覚が、点と点が繋がるように一瞬だけ何かと共鳴して思い起こされる時があって、
そんな時やっぱりその日暮らしのクズクズ人間だったにせよ、色んな人に迷惑かけたけども悪い経験じゃなくて、それがあったからこそ今の自分がここにいる。あの頃の自分に関わってくれた人や物や経験、全てに感謝感激澤穂希だよというそういう思いで書いた曲です。
これも弾き語りベースの曲をアレンジしました。オルガンがめっちゃくちゃハマってンギモッチイイになった記憶があります。おじさんに昔を思い出して切なくなって欲しい曲です。フォーエバー青山弐番館。八木山に愛を込めて。

4、少し切なく甘い夏
これまた恋愛モノ、これも元気いっぱいワガママ女の子に振り回される曲です。何だろう、もしかしたら俺はワガママな元気っ子に振り回されたいのかもしれない。そして切ない思いをしたいのかもしれないしそれを年取ってから邂逅して微笑みたいのかもしれない。そんな妄想が詰まった曲です。噴水が一つテーマで、その噴水は花巻市総合体育館にある噴水です。


以上4曲、自分がやりたいようにやって出したいように出した曲たちです。故に勝ち負けとは違うところに存在させているEP、他と比べればキリなどないですが自分から生み出したものを愛をもって育てた曲たちです。普段使いとは言いませんので、打ちひしがれた時など何かの折に記憶の戸棚から引っ張り出しては窓際で飲み物片手に遠くで光る鉄塔などを眺めながらぼーっと聴いていただいて、1歩目のお役に立っていれば幸いです。間違いなく自分には数年後刺さります。それだけは確実です。笑

よろしくね。

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