プラダを着た悪魔 サボ
戦場のようなオフィスを生き抜く力を与える足下と、
その緊張感からの解放をあらわす足下。
プラダを着た悪魔
オシャレに無関心なジャーナリスト志望のアンドレア(アン・ハサウェイ)は、ニューヨークの一流ファッション誌編集部でカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことになる。
一見、誰もが憧れる夢のような仕事、しかしそれはミランダの理不尽な要求に振り回される過酷なものだった。。。
サボ
NYに生きる女性たちが朝、身支度を始めるシーンからスタートする本作は、カリスマ編集長ミランダの元でアシスタントとして奮闘するアン・ハサウェイ演じるアンドレアの数ヶ月の物語です。
オープニング直後、アンドレアがジョブインタビューのためにランウェイを訪れた直後ミランダが予定よりも早く出社することになり、慌てふためくランウェイオフィス内のシーン。
アシスタントのエミリーが社内の全員にミランダが出社することを全員に伝えてと電話口に言い放ち、ミランダの右腕であるナイジェルがフロアに「みんな 戦闘態勢に入れ!」と告げた瞬間から、オフィス内にいるスタッフ全員が一気に動き出す。
ゆっくりと車から足を下ろし、颯爽とビルに入ってくるミランダ。
彼女の歩いて行く先は彼女を避けるようにして割れ、たまたま同じエレベーターに乗り合わせた女性はミランダに謝りてから下り、別のエレベーターを待つ。
平行して描かれるオフィス内。
エミリーはミランダのためにグラスに炭酸水を注ぎ、ある者は余分なハンガーを、ある者はデスクに出しっぱなしになっていた資料を片付け、それまで食べていたカットフルーツをそのままゴミ箱に捨てる。
その様子を怪訝そうに眺めるアンドレア。
彼女が如何に権力者であるか、その彼女を如何に人に恐れられているのかを表す一連のシーンです。
その中の一部でオフィス内の女性スタッフの足下がクローズアップするカットに注目してみたいとおもいます。
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