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0034 受賞展”GOOD DESIGN EXHIBITION 2021”へ
【デザイン】
to グッドデザイン賞、気になっている方
to 受賞作品を直接見に行きたい方
東京ミッドタウン(六本木)。あのよく見るGのマークのグッドデザイン賞、受賞作品が見られるとのことで六本木に。
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ミッドタウンタワー5F Tokyo Midtown Design Hub
ケータイから事前に時間帯を選んで登録。無料。今回はその場で登録して、すぐに入れました。
グッドデザイン賞とは?
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公式HPより
デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。 グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。
2021年度グッドデザイン賞受賞結果
(カッコ内:対前年比)
受賞件数:1,608件(+213)
受賞企業数:1,101社(+127)
審査対象数:5,835件(+1,066)
こいこがねう気持ち+共に動くこと
デザインとはなにか?を考えていくと、100人いれば100通りの回答があるのではと思う。読んでいただいている方、あなたにとってデザインとは?自分は腰を据えて考えてみたいと思う。
2021年のテーマは、”希求と交動”
審査委員2名の言葉。
いまほど、人や社会、自然が希う気持ち(希求)を交感させながら、新しい未来をつくるために共に動くこと(交動)が求められている状況はないと思います。そして今回の審査を通じて、そのような思いに支えられ、交動を実践していることがうかがえるデザインに数多く出会うことができました。
__安次富 隆(審査委員長)
希求という言葉に込められた、これから時間をかけてでも目指すべき望ましい社会の方向性と、交動に込められた、そこへ向かってアクションを起こしていく意志が、まさに様々なデザインを通して強く表れてきたように思います。__斎藤精一(審査副委員長)
キャリア、趣味、生き方そのものが多様化している。同時にスモールアクションが短期間に、世界を大きく変える可能性がでてきた。過去の時代は、思いつきもしなかったこと、思いついてもすぐ諦めていたことが、個人レベルで”できるかも”と思える。ワクワクする世の中をよくするビジョンが生まれる。共鳴して仲間が集まる。デザインしたものが形になっていく。そんな解釈をしました。
個人的にワクワクした受賞作品
感覚的に、固有名詞省略。
1.紙のかみそり
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ホテルや銭湯で感じていたあの使い捨ての罪悪感。”サステナブル”=”罪悪感軽減”ととらえている。パッケージも形状もかわいい。使い心地が気になる。
2.新しいデザインの折り畳みチェアー
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ありそうでなかった。あの会議用丸出しのチェアからの卒業。耐久性と操作感が気になる。
3.不定形、多面体の積み木
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これは楽しい。ありそうでなかった。やってみると、頭を使うというより、”偶然の水平面”との出会いがうれしい。河原などに積み上げられた石が発想の源だろうか。その感性はすばらしい。
4.ペットボトルで心配蘇生
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敷居の高い緊急医療対応を、身近なものに。空のペットボトルは心臓マッサージのときの圧力に近いそうです。敷いてあるのは紙製。このトレーニングを楽しくやってみたという方が、未来の命を救うかもしれないと思うと、感動的な発想。
5.古民家再生
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プロダクト以外も対象のグッドデザイン賞。大阪市城東区蒲生(がもう)四丁目の”がもよんモデル”。
オフィシャルHPより
がもよんにぎわいプロジェクト
大大正時代から残る米蔵、戦前に建てられ戦火を免れた長屋、古民家など、すでにその本来の役割を果たせていない古い建物が、街の中に多く存在します。これらの古い建物を改修し、再生させるのが私たちの仕事です。 老朽化し利用されていなかった建物を、その持ち味を生かしつつ改修することで、新旧の調和した、素敵な空間が生まれます。
そしてそこには、新たに店舗などが入居し、新しい生活・経済活動が始まり、建物は見事に再生されます。
下町の風情や古くからの町並みを生かしつつ、がもよんならではのにぎわいを作るのが、このプロジェクトです。
古民家再生に成功したモデル地域のようです。地域ごとに、自分達では気づいていない魅力がある。そこの掘り下げからもりあがる地域が増えていくとうれしいと思いました。
6.Taiwan Slow Food Fratival
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GDAのHPより
台東県内の16市町村・9民族の変化に富む伝統食品を基に、国際的なスローフード運動のエッセンスを中心として、さまざまなテーマの活動を計画し、観光業・教育・食と農業文化の主要プラットフォームとしての役割を果たす。また、伝統的食文化を表現し、地場産品を支援するために、スローフードコミュニティを創設した。
前述した古民家再生につづき、こちらは台湾から、伝統的食文化×スローフードという組み合わせからの広がりのよう。台湾にこういうイメージがなかったので新鮮。
7.ガーメント・トゥ・ガーメント・リサイクル
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衣類から依頼へ。熱利用や下位の原材料利用ではない究極のサステナブルの仕組み。店舗設置の小規模製造ラインというのもよい。経済性や品質がとてもきになる。
8. 神水(くわみず)公衆浴場
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熊本地震の経験から、”地域の災害への備えとして、小さくてもいいから銭湯はあったほうがいい”と2020年8月に熊本市にオープン。その地域のための発想がすばらしい。大賞候補に残っており、私も一票投じてきました。
ふりかえり
ノミネートしている段階で、プロダクトの製作陣の思いがのっている。現物を見ることで五感で感じる気づきがある。やっぱり想像や過去の記憶だけで判断するではなく、現場、現物を見て触れて感じることは不可欠。
10/22日経朝刊。日本電産の永守会長は言う。”経営の答えは現場にある”。現場、現物を体験するその前と後の違いを意識的に言語化していきたい。そしてその感覚を自分の言葉として伝えられるレベルに。
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