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【読書記録#02】「キングダム」で学ぶ最強のコミュニケーション力

読書の目的

特になし。笑
強いて言えば、漫画「キングダム」が大好きで、図書館で見つけた関連本を読んでみました。自分とは違う視点から物語を理解したかったからです。

本の内容

大前提を決めたもの勝ち

「キングダム」の主人公・信は、ことあるごとに「天下の大将軍になる男だ!」と言い切っています。彼は「大将軍を目指す男だ」とは言わず、はっきりと断言しています。人間は捉え方をコントロールできる唯一の生き物であり、同じ出来事でも捉え方一つで得られるものや未来が変わります。その捉え方の基盤となるのが、目標とする未来像なのだと感じました。

アメリカのホテル王ヒルトンも同様の考えを持っていました。ホテルのベルボーイからキャリアをスタートさせたヒルトンは、「ベルボーイがどのようにしてホテル王になったのですか?」という質問に対し、「ベルボーイがホテル王になったのではない。ホテル王がベルボーイから始めたのだ。」と答えたそうです。

信も大将軍になったら、同じように「下僕が大将軍になったのではない。大将軍が下僕から始めたのだ。」と答えるかもしれませんね。

私自身、未来志向を持つのが苦手です。状況や環境は変わるので、未来を描いても無駄だと思ってしまいます。しかし、未来を描いておくことは重要だと感じました。判断の基準が持てず、どこに向かっているのかが分からなくなってしまうので…。

あなたはどうしたいの?

コーチングなどでよく聞く質問かもしれませんが、本書では「半分合っていて、半分間違い」としています。私も同意見です。質問自体は正しいと思いますが、高圧的に感じることがあります。そして、その答えを出すのは簡単ではありません。

人は「質問されることを嫌う」生き物です。質問されると、その後の会話は質問をする側が支配する形になるからです。

私も以前、ある会社のコーチング体験で「なぜ?」と深掘りされ、尋問されている気分になりました。あの時は「答えられない自分が悪い」と思っていましたが、今ではそんなことないと伝えたいです。笑

「なぜ?」と問うのは避けましょう。「なぜ」から始める質問には、責められている印象があります。代わりに「何?」や「誰?」を多用することが良いです。

例えば:

  • 「次回、もっと良い結果を出すためには、何をやめればいいと思う?」

  • 「今以上、お客様に喜んでもらえるよう、次は誰を巻き込もうか?」

  • 「本当は、何を一番守りたくて、こんなに必死になってるの?」

印象が全然違いますよね。「なぜ?」は聞く側にとって簡単ですが、「何?」や「誰?」と質問するには考える必要があります。その分、熱が入るので受け取り方も異なります。

大事なのは「未来」を問うことです。「過去の反省点」を探すのではなく、「進化した未来」をイメージできるような質問を投げかけることで、「明るい未来」に思考を飛ばしやすくなります。

感想

未来をもう少し明確にしたい

未来の明確化を進めたいと思います。今は理想像がないため、前進感を感じられない気がします。昔と比べてできることは増えているのに、未来に繋がっていないから意味を感じずらい。倒す敵もいないのにひたすらレベル上げをしたり、武器を買ったりしているようなものです。倒したいボス=得たい未来を持つことで初めて、それに近づいていく実感を得られるのでしょう。明日、コーチングの勉強をしている後輩に会うので、少し考えたものを深掘りしてもらおうと思います。

それでは!

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