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入院中に「何か困ったことないですか?」と聞かれて

薬剤師のしらけんです。先日、精密検査のために大きめの病院に入院しました。入院中、同じ病室の方達が看護師さんとの会話を聞いているうちに、みなさんが服薬されている薬をすべて暗記してしまいまして、ここまでくると「薬剤師病」という名の職業病も併発かと感じております。それはさておき、以下には入院した経験から感じた看護師さんたちとの信頼関係について書いてみようかと思います。


入院中、相談したこと

先日、検査入院しまして、慣れない日々を過ごしました。入院中、看護師さんは「何か困ったことはないですか?」としょっちゅう聞いてくれます。顔を拭きたいので濡れたタオルが欲しいとか、携帯電話を枕元に置いて欲しいとかは伝えました。本当に色々良くしてくれました、こころから感謝しています。

入院中、相談できなかったこと

でも本当は、夜に隣のベッドの物音が気になって眠れないのを相談したかったのですが、ベッドを変えるとなると引っ越しとかで、看護師さんたちが大変になるのではないか、突然理由もなく病室が変わると隣の人は変に思うのでは、その隣の人と共同の洗面台で一緒になったらなんか怖いこと言われるのではないか。そんな心配事が巡り巡って結局、あと数日だし我慢するかと思って、相談できないまま退院しました。

反省点

なんども「何か困ったことはないですか?」と言われたのに、できなかったのはどうしてだったのかを考えると、看護師さんと信頼関係ができてなかったのかなと思います。もしも長期間の入院で、看護師さんと時間をかけて信頼関係ができていたら、違ったかもしれません。自分の体をさらけ出したように、こころの部分もさらけ出して、もっと信頼関係を得るように努めれば、相談できたのかもと思います。

実際のところ、夜眠れないことを相談したら何とかしてくれたかもしれませんが、自分の体のことの心配やストレスで気弱になっていたせいもあり、相談できない状態でした。退院して、自宅でゆっくりしていると、そんなことを思い返しております。

これからのこと

相談する相手とは、その人の役割とか、仕事内容を知っており、さらに信頼関係があると思える人なんじゃないかと思います。だからその人に相談するのであって、そうじゃないとなかなか相談できないものだなと思いました。

わたしの業務で薬の関係の相談をする人たちは、わたしが(おそらく)正しい答えを出すだろうと思うから、なんとかしてくれると思うから、相談するのであって、裏を返せば(薬関係のことに限り)わたしを信頼してくれているのかなと思うようになりました。

薬局で勤務する時間が続く限り、相談される自分のことを誇りに思いたいし、これからも相談される薬剤師でいれたらいいなと思います。近い将来、入院する機会があれば、今回の反省を生かして、看護師さんたちと信頼関係を作れるように、頑張りたいです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。読み返してみると至極当たり前のことを書いてしまったかもです。

しらけん

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