執筆素人サラリーマン 文フリへの道 〜航海図〜
この記事は執筆ということをほぼやったことのない一会社員が文学フリマ出品を目指す奮闘記です。
第一話はこちらから
3月後半から、本(ZINE)作りに関するレッスンを受けていました。
レッスン前はどんな本を作ろうか、かなり迷ってましたが、今は"こんな本にしよう"というイメージが固まり、やることがはっきりしたので良かったです。
にっちもさっちもいかない時はプロに聞くのが1番ということが改めてよく分かりました。
どんな内容かというと、ざっくりこんな感じ
◯本作りの考え方
◯設計時の損益計算
◯デザイン
◯編集
◯出版社について
◯販売について
前提として作ろうとしているのはZINE。
ZINEは本当に自由に作ったら良い。
使う紙、綴じ方、レイアウト、フォント、サイズ…
あらゆることが自由。
だからこそ、自分の中に伝えたいこと、テーマを持っておかないと形作ることができないと感じました。
指南 其の一 組み合わせで新しい価値を創る
本を作るからには、すでに存在している本との差別化が必要です。何かその本にしかないものがなければ、手に取ってもらえる機会を失いかねません。
かといって、すでにゴマンとある本のどれよりも新しい本であるというのは不可能に近いです。
では、どうするかといえば、組み合わせによりオリジナリティを出していきます。
日記×詩
詩×雑誌
写真×日記 etc...
これでも、ZINEにおいてはありきたりなテーマ。
さらにこれらの掛け合わせる要素を増やしたり、変わったものにすることで自分にしか作れない本を作ることができます。
指南 其のニ サムネを作ろう
ZINE作りにキモとなるのがサムネイル作りだそう。
"サムネ"と聞いた時はなんぞや?と思いました。
簡単に言えば、設計図。
いろんなやり方があるみたいなんですが、各ページに文章や写真をどのように配置するかを可視化したものです。
といっても、最初からデッサンのように細かく書くわけではなく、ごくごく簡単なまんがのような感じで書いていきます。
1番初めのとっかかりとしては、この程度で良いそうです。
見開きのページを見立てた四角の枠に文章の配置、写真の配置等を考えていきます。
「N」と書いているのは全て文章です。
上の例だと上の見開きは全て文章、下段の次のページでは、右ページは文章、左ページは写真が2枚並ぶような構成です。
このようにサムネを作ることで、予定どおりのページ数に収まる設計にでき、全体の流れを俯瞰して見ることができます。
また、サムネやもう少し詳細を描いているラフというものが、デザイナーさんにとって、とても重要になってくるものです。
自分がどこに文章や写真を置き、何を伝えたいかの絵コンテを作って、それに基づいてデザイナーさんが具体的な写真や行間、それらの配置を考えてくれるそうです。
講座を終えて
計5回のレッスンを終えて、自分が作りたい具体像が出来上がったのが1番の収穫でした。
サムネの書き方もだいぶわかってきたので、本作りを進めていけそうです。
講座の過程で、なんで本を作りたいのかなと思いながら、受けていました。
本を作って
今知らない誰かが手に取ってくれて
これ良いな、とか
寝る前に読もう、とか
その人に何日間か寄り添えたら良いな
と思います。
もっと欲を言えば、この本で何か発見があったり、
やる気になったり、落ち着けたり、
本棚に置いておこうと思ってくれるのが作れたら、最高だなと思います。
レッスンを終えて、具体的な将来イメージが出来上がってきたのが何よりの収穫でした。
あとは書く!考える!書く!
の繰り返し。
楽しく本作りをやっていこうと思います。
まだ見ぬ読者さんのために。
終