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丘の上の本屋さん

地味な映画だけど、ジーンと心暖まる映画です

ケーブルテレビのチューナーが新しくなって、Amazon prime Videoも TV画面で観られるようになって、テストを兼ねて、様々な映画を検索していたら、何か引っ掛かる映画があった

それがこのイタリア映画
「丘の上の本屋さん」

この映画、昨年の公開だったようだが、まったくノーマークで、今回初めて知った


冒頭、年配の男性が石畳の街を歩いている
やがて一軒の店に辿り着き鍵を開けて中に入る

ここは小さな古本屋さん
そしてこの男性は、この本屋の店主リベロ
演ずるのはイタリアのベテラン俳優レモ・ジローネ
映画「フォードvsフェラーリ」でエンツォ・フェラーリを演じていた俳優さん

映画は、この古本屋さんと店主リベロとそこを訪れる人たちの話を中心に進められる

リベロは、ある日、店の外で本を眺めていた少年に声をかける
少年はアフリカ系移民のエシエンという

本が好きだというエシエンだが、お金が無い
リベロは「明日返してくれれば良い」と本を貸す
エシエンはミッキーマウスの漫画本を選ぶ

翌日、本を返しにきたエシエンにリベロは感想を聞く
そして、また新たに次の本を貸す

毎日、そんなことを繰り返していくうちに、2人はお爺さんと孫のように親しくなった

最初は漫画だった本も次第に、ピノキオやイソップ物語、星の王子さま、白鯨、シュバイツワーの伝記など、だんだん難しくなって行く
それでも、少年はしっかり読み、お爺さんと感想を語り合う

次々と登場する本は、自分も子供の頃読んだことがある本ばかりで、懐かしくもあり、名作は世界共通なんだなと感心したり、なんだか嬉しくなった

そんな少年とお爺さんの心暖まるお話も、そう長くは続かない

映画に終わりがあるように、人生にも終わりがある

ラストシーンはネタバレになるので、あえて書かないが
別れは、決して悲しいことばかりではない


今、書店が激減しているという
こんな本屋さんがあったら、訪ねてみたい

そして、やはり紙の本ももっと読んで、次の世代にそれを残さないといけない


観終わったあと、ジーンとくる映画です
機会があったら、ぜひ観てください



Amazon prime会員ならば無料で視聴できますが、会員ではない方は、Blu-rayも販売しています
Amazonプライムの会費は月600円で他のビデオも見放題なものも多いので、その方がお得かもしれません


今日もお付き合いいただき、ありがとうございます

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