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高校ラグビーでのスクラム重量差-【花園】調べ2019

今年度の【花園」も終了しました。
ラグビーでは体格を比較する際に、よくFWDの体重が示されます。ラグビーマガジンの別冊付録でもFWDの平均体重は集計されています。

ポジション別の体格差は前回まとめたので、今回はスクラムの体重差を実際の試合出場メンバーから算出しました。JSPORTSの試合映像に出てきて先発メンバーのスクラム重量、平均体重を算出しました。

前回の記事はこちら


1.平均体重比較

99回花園出場校:戦績別スクラム体重

 2.スクラム重量

99回花園出場校:戦績別スクラム体重-2

3.対戦時のスクラム体重差

99回花園出場校:対戦時スクラム体重差

1回戦、2回戦では総重量で80kg以上の差が出た対戦もありました。単純に考えると1人10kg以上の差があります。1人分くらい体重が違うことになります。単純な体重差で勝敗が決まらないものですが、体にかかる負荷など考えていくと、大きいものです。例え、1.5mルールがあるとしても。それをうまく使っての対策があるとしても。

勝敗ということだけでなく、安全面を考えてもやはり体格差は懸念すべきものになってきます。

花園だけではなく、地方大会ではどうなのか。もっと差が出る、あるいは差が少ないにしても自立、コントロールできない状態になってしまっているところもあるのではないかなと思います。

高校から始まる選手が多い中ではボールを使う練習もゲームを成立させる上で重要ですが、体をつくるということもこれまで以上に比重を高めていく必要はあるのではないかなと思います。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。