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歌ってみたMIXのテクニック06:ボーカルレコーディングの重要要素

今日は、シンプルに行きます!

ボーカルレコーディングの重要要素って何かを考える。

何が重要であって、何が重要でないか

もしかすると、この考えを捨てたほうがいいかもね。

僕も悩んでるし、結論出てないんだ。

でも、ただ一つだけ言えるのは

「レコーディングにおいて、重要でない事はない」

ということ。

全てが重要なんだろうね

マイクの種類、マイクの角度、マイクの位置、マイクケーブル、マイクのスタンド、床の材質、壁の材質、天井の材質、アンビエントフィルター、フィルターの角度、フィルター材質、ポップガードの材質、ポップガードとマイクの距離、壁との距離、天井との距離、床との距離、オーディオIF、オーディオIFの電源、レコーダー、レコーダーの電源、クロック、大基の電源(200Vだともっと良いとおもうの・・・;)、湿度、気圧、天気・・・・、そしてプレイヤーとエンジニアの質。

本当にきりがないから、やる前から諦めたくなるよね。

だから、今出来る事と出来ないことを、分別して

トライするべきなんだと思う!

ということで、今日は今まで色々やってみて

何が重要だったか的を絞ってまとめます!!

1:マイクとオーディオIF

ここで、重要なのは「ノイズが乗らないこと」

「真空管のウォームなサウンド」

「ディスクリートクラス A 回路を採用したリアルな出音」

どうでも良いよそんなのw

当然USBマイクや、安いオーディオIFは、ノイズが乗る。

僕達サウンドを編集する側は、ニュアンスや雰囲気を120%引き出すために、極力小さい音を大きく、大きい音はそのままにしようとする。

(もちろん、基本の話。例外はある。)

だから、僅かなにでもノイズが乗っていれば、

どんどん増幅されるということになる。

そして、それは優秀なエンジニアになればなるほどにね

だから、「普通のマイクに普通のIF」これが一番!

音なんて細くたっていいじゃん。

真空管なんてついてなくたって良い。

(俺、アウトボードで真空管の雰囲気を後から付与できるし。)

今時、何が普通か、何が売れ筋か、なんて調べればすぐわかるしね!

2:ポップガード

これはね、結構必須です。

というのも、レコーディング中にボーカルマイクが吹かれると

即ゲームオーバですw

「吹かれると」と言うのは、息が当たる、って言う意味ね。

ボフって聞こえるレベルであれば、もうどうにも出来ないし。

さっき言った、ニュアンスを120%引き出す作業を考えると

少しでも当たってれば、すぐに表面化してくる。

3:大きい声で歌える場所

これは人によっては難しいかもしれない。

なんたって場所の問題だし;

実家の納屋でも、地域の公民館でも、バンドのリハーサルスタジオでも。

どこでもいい。

とりあえず、さっきも言ったとおり、

マイクが吹かれれば即ゲームオーバな訳だから。

マイクにはあまり近づきすぎないのがいいんだよね。

よって、ある程度の声量で歌うのは必須。

「ボーカル レコーディング」とかで検索すれば、

すぐ写真なんかでてくるから、それを参考にマイクとの距離をとって。

「大きい声で歌う」

リズム感も発音も、そして雰囲気も全然違ってくる。

「小さい声で歌う」と・・・

マイクを吹くは、リズム感は悪いは、発音は悪いは、

声を張らないから音程は取れないわ。

そう言う、負のループに捕まっている人は山程いる。

4:楽しむぞ・やってやるぞっていう気持ち

「は!?この期に及んで精神論???」

って言いたいんですね、分かります。

でも、本当にそうなんです。

気の持ちようで、どうとでもなる(はずww)。

歌の上手い下手はすぐには変えれないけど、

聞いていて楽しい・気持ちがいいは、結構変えれる。

これには、ちゃんとした裏付けがあるんです。

僕のレコーディング風景

僕がレコーディングする時は、ほとんど自前のセルフレコーディング。

自前の機材にリハーサルスタジオ。

要は、ブースとかコンソールに分かれてないから、お互いの顔が見えてる。

たまに、分かれてるとこでやる時もあるけどね。

プレイヤーは、他人に(僕に)レコーディングしてもらう訳だし、

ましてや初対面だったりするから、もちろん緊張しているよね。

まぁ、馴染みの奴で緊張してなかったとしても、ノリが悪い時はあるわけだ。

そんな時、俺がいかにも

「うーん、こいつのプレイが VeryVeryHot で俺も乗ってきたぜ!」

みたいな感じで体でリズムを取ると、とたんにノリが良くなる

※これは、ボーカルに限らず全てのパートでそう。

なんだったら、イントロの歌がない部分、

わざわざボーカルのとこまで行って自ら即興の歌を歌ってみる。

さも、

「もう、ノリノリ過ぎて、興奮して、歌わずには居られなかったよ」

とばかりにね。

すると、まずは皆大爆笑なわけよ。

「えーーwそれじゃあ、トラックに健さんの声入っちゃうじゃん!」

うん、それでいいんだよ。

それで良いってのは、後から編集でいくらでも俺の声なんて消せるし。

例え、消せなくてもさ。それと引き換えに、

最高のボーカルをレコーディングできたら

別に俺はそれでいいと思う。

そして、皆が笑ったことで、それだけでノリが良くなるしね。

※本当に音源に俺の声が入ってたら、後で「ごめんね」って言うしかないw

まさかの精神論でフィニッシュ!

僕が重要だと思うレコーディング要素を上げてみました。

「あれがないとできない」「これがないとできない」って

思ってたんだけど、そんなことはない。

上の4つさえあれば、なんだって出来るのだ!

いや、なんだったら、4だけでも大丈夫!!!

そうそう、soundbetter の時も思ったけど。

可能性はいつも目の前にある。

うーん、俺いいこと言ったなぁw

あれがなきゃ・これがなきゃ、上手く歌えないよー

っていうのは。うーん。ちと、もったいない。

そんな所なんですよ、僕がいつも思っているのは!!


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