目を開けて生きる事

僕は多少ではありますが、HSPと言う特性を持っています。
HSPとは(Highly Sensitive Person)の略であり、簡単に言うと視覚や聴覚などの感覚が敏感で刺激を受けやすい人の事。
言うなれば【常に感覚のチャンネルが全開】で、尚且つ【周りからの影響を受けやすい人】の事。

この特性のおかげで学生の頃は随分と苦労したこともありましたが、ある日友人から言われた言葉で救われた事もあります。

その友人はその時、こう言いました。

「君は眼を開けて生きている人だ。この世はジョン・レノンの言うように(※)、眼を閉じて生きていれば楽だけれど、それは本当の意味で生きているとは呼べない。だから、君のその感覚はとても尊い物なんだよ。」

自分の感覚の過敏さや周りと違った感覚そのものに息苦しさを感じる事は、何も悲観するべき事ではないのかもしれません。

考え方を変えさえすれば、それはきっと素晴らしい個性や一種の能力だと言えると共に、少し違った豊かさへの鍵なのではないでしょうか。


(※)ジョン・レノンの曲である 'Strawberry Fields Forever' の以下の歌詞からだと思われます。

Living is easy with eyes close, misunderstanding all you see.
It's getting hard to be someone but it all works out.
It doesn't matter much to me.

John Lennon (1967), "Strawberry Fields Forever"

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?