見出し画像

【アフリカの温かい心】マラウイ🇲🇼のサリマについて調べてみました。

アフリカの国、マラウイとサリマ県について調べてみました。

この場所を調べた理由は特にありません!
世界の地名をランダムに生成させた時に、偶然マラウイのサリマが表示されたからです!

自分のマラウイに対する事前知識といえば…
・アフリカの国
・南北に細長い
・マラウイ湖という大きな湖がある
・国旗に太陽が描かれている
くらいでした。

それと、一度マラウイのコーヒーを飲んだことがあるくらいです。
アフリカのコーヒーといえばケニア、エチオピア、タンザニアのイメージが強く、マラウイって珍しいなーと思って飲みました。

マラウイとは一体どんなところなのか!?これから書いていきたいと思います。

マラウイの基本情報

サリマ県の前に、マラウイの基本情報です。

少し脱線しますが、各国の基本情報を調べるのには、この本が便利です。

2015年版しか持っていなかったので、2024年版を買いました。ちょうど最近出版されたみたいです。

ネットで手に入る情報が多いかもしれないですが、こんなに膨大な情報が分かりやすくコンパクトにまとめられており、しかもたったの800円なんて、お得でしかありません!お気に入りの本です。

マラウイの位置

wikiより。By Marcos Elias de Oliveira Júnior
マラウイの基本情報
  • 小規模農家が多く、農業生産性が低いため、依然として最貧国のひとつに位置付けられている。

  • アフリカの温かい心「The Warm Heart of Africa」という別名がある。

  • マラウイ湖国立公園は世界遺産に登録されている。

  • アフリカの国の中では、独立後に戦争や内戦が起こっていない数少ない国の一つ。

アフリカは紛争が多いイメージでしたが、マラウイは違うようで、アフリカの中では治安が良い方みたいです。

インフラがまだ十分ではなく、すぐに飲み水にアクセスできない人もいるようです。道路は半分以上が未舗装だそうです。

経済的には貧しいとのことですが、「アフリカの温かい心」という別名があるということは、心は豊かな人が多いのかもしれないですね。

サリマ(Salima)

マラウイには3つの州(北部、中部、南部)があり、28の県があります。
今回は28件の中からサリマ県が偶然選ばれたので、サリマについて深掘りしてみました。

基本情報

サリマの位置

CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=549697

東側はマラウイ湖に接しており、西側は首都リロングウェがあります。

県都:Salima(サリマ)
面積:2196km2
人口:約48万人

サリマへの行き方

エチオピア航空を使うのが良さそうです。

  1. ET673:東京成田 → 仁川(韓国)

  2. ET673:仁川 → アディスアベバ(エチオピア)

  3. ET877:アディスアベバ → リロングウェ

というルートになります。
(エチオピア航空はソウルを経由して成田に来ています)

行くタイミングにも寄りますが、往復で30〜40万円程かかりそうです。
所要時間は23〜30時間です。

リロングウェ空港は多くても1日10便程度、そのうち半分くらいがエチオピア航空のようです。

空港からサリマは約100km、車で90分程度かかります。

空港からサリマへの移動手段
①Yellow Cab(マラウイ唯一のタクシー会社)
https://yellowtopcab.weebly.com/

②レンタカー
空港はリロングウェ中心部から約20km北にあります。
M1(幹線道路)をリロングウェ方面に南下し、分岐でM14へ
そのまま東へ進む

車に関して、マラウイでは夜に車で出かけるのは控えた方が良いとのこと
(夜間外出を控えた方が良いのはどの国も言えることだとは思いますが)。
道が暗くて危険というのもあると思いますが、道路に置き石をして車を止めさせて襲撃する犯罪があるそうです。

③バス
バスは2種類あるようですが(大きなバスとミニバス)、よく遅れるし満員なことも多いそうです。
荷物が多いならタクシーが良さそう。

<鉄道>
Central East African Railwaysが運営するSena Railwayという鉄道があるにはあるみたいですが、詳しい情報を手に入れることができませんでした。
(主に貨物用なんでしょうか?)
モザンビークとザンビアを結ぶ鉄道で、マラウイを通っています。
首都のリロングウェ、サリマ、ブランタイアなどを通ります。空港には来ていないです。
下図の赤色がSena Railwayです。

By Hallel - Own work, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=109263464

サリマの観光地など

Senga bay(マラウイ湖)

マラウイ湖は世界遺産に登録されています。
水が非常に綺麗な湖で、Cichlid(シクリッド:カラフルな淡水魚)が豊富に住む湖として知られている他、1000種類以上の魚がいるようです。
Senga bayは、サリマにあるマラウイ湖の港町で、シュノーケリング、ダイビング、ウインドサーフィンなどのアクティビティを楽しめるそうです。


Stuart M. Grant Ltd Lake Malawi Cichlid Centre

シクリッドの養魚場。
150種類以上の魚を飼育しており、主にヨーロッパへ輸出されています。
マラウイ湖のシクリッドはダイバーによって捕獲され、養魚場のタンクで大きくなるまで飼育するそうです。
マラウイ湖固有種で最も人気のシクリッドであるPseudotropheus Saulosiも見ることができます。

By Gerard Delany - Gerard Delany, 2006, CC BY-SA 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1000391

営業時間:8:00-15:00(Mon-Sun)
入場料:大人 1,000MK(約130円)、子供 500MK(約65円)

人気のロッジである「Red Zebra Lodge」も同じエリアにあります。ダイビング、ツアー、宿泊も可能です。


KUTI WILDLIFE RESERVE

シマウマ、クーズー、キリンなどの野生動物を見ることができます。
域内に象や肉食動物がいないので、歩いたりサイクリングが可能です。

入場料(食事等は含まれない):
大人 10,000MK(約1,300円)、子供 5,000MK(約650円)
(現地住民はもっと安い)

レストラン、バー付きのロッジがあるので宿泊可能です。


Croc-Nile Crocodile Farm

ワニの飼育場
0歳から60歳以上のワニが、合計10000匹以上飼育されています。
小さくて可愛いワニから大きくてパワフルなワニまで、様々なワニを見ることができます。

ワニは皮と肉のために飼育されています。
皮は主に輸出され、肉はリロングウェのスーパーなどで買うことができます。


Nankoma Island

マラウイ湖にある美しい島。マラウイ湖国立公園内にあります。
Senga Bayからボートで約20分(以上かかりそうな気が…)。
Blue Zebra Island Lodgeというロッジがあります。
現実を忘れ、自然の中で穏やかな時間を過ごせそうです。


Chipoka

マラウイ湖に面した港町で、主要な港の一つです。
首都リロングウェから最も近い港です。

この港にはMV Ilala(イララ)というフェリーが停まります。

MVIlalaはマラウイ湖を縦断する船で、南のMonkey Bay と北のChilumbaを結んでいます。
客船と貨物船を兼ねているようです。
週に1往復し、途中でいくつかの港に停まります。

By Davidktorza - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=87453287

運行スケジュールは
・Monkey Bay(金曜の朝)→ Chilumba(日曜の夕方)
・Chilumba(月曜の朝)→Monkey Bay(水曜の夜)
・木曜は運休
となっているようです。

料金は座席のグレードによって変わります。グレードは4つあるようです。
始点から終点まで乗った場合、
・1番安い席:8,700MK(約1,130円)
・1番高い席(キャビン):39,200MK(約5,100円)

マラウイ湖の港は水深が浅いところも多いため、フェリーは岸の近くまでしか行けず、そこからボートに乗り換えて上陸する場合もあるのだそうです。
また、メンテナンス等によって1日以上遅延することもよくあるみたいです。


TA Mwanza

せっかくなので、サリマをもう少し深掘りしてみようと思いました。

サリマを偶然選んだ時、同時に乱数で7が表示されていたので、人口7番目の場所を調べてみようと思います。

サリマ県の地域別人口です。

マラウイの人口センサス(2018年)より作成

これによると、7番目は『TA Mwanza』という場所になります。

ところが、Googleマップで検索してもヒットしませんでした。

そもそも、TAって何?
ということで調べてみると、TA = Traditional Authority(伝統的支配)という意味だそうです。だから出てこないようですね。

何とかもう少し、せめて場所だけでも見つけられないかと粘っていたら、マラウイ政府の気候変動に関する資料から位置を見つけました。

https://www.metmalawi.gov.mw/docs/district_fcsts/salima_2324_en.pdf より

TAじゃなくてSCになっていますが、この意味はわかりませんでした。

それっぽいところの地図を見ても、ほとんど何も表示されず…

航空写真を見てみると

どうやら、村落といったところでしょうか。

これ以上詳しい情報を得ることができず、今回はここでギブアップすることとしました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
実際に行ったわけではないので、臨場感には欠けていたかもしれません。

個人的な感想としては、世界にはまだまだ知らないこと、場所がたくさんあるんだなと思いました。
この情報を知ってどうするんだ?とは思いますが(笑)、いろいろと知ることができて面白かったです!
偶然表示されなかったら、たぶん一生知ることの無い地域だったと思います。

お楽しみいただけていたら幸いです。
また、どこかの国について調べてみたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?