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運動会がキッカケで、中学生活が一変した

前回からのつづきになります。

誹謗中傷はなくなりましたが
相変わらず湧きあがるむなしさ。

クラスでも部活でも居場所がない。

閉塞感ただよう毎日に気持ちが
押しつぶされていました。

そんな状況で溜まっていたストレスが
一気に爆発します。

卓球が一向に上達せず、
下手なことをバカにされ
受け流すことができず、
ケンカをします。

髪をひっぱり、押し倒して
顔を爪でひっかいたり殴たりしました。

相手の彼は同じクラスメイトでもあります。

いつもいがみあっていた関係でしたが、
ケンカをキッカケに緩和され、
ようやくクラスや部活でも
居場所を作ることができました。

私の中学では、1年ごとの
クラス替えになります。

中二のクラスは、
クラスを仕切る不良がいたことによって
中一の時とは違ったかたちで、
居心地が悪かったです。

クラスのカースト制度でも、
オタクグループに属していたことから
不良に目を付けられ
「ジャンプを買ってこい」とか
「お菓子を持ってこい」とよく
小間使いをさせられました。

そんな時、
運動会によって一発逆転をします。

クラス対抗リレーがあり、
足が速いメンバーを選ぶことになりました。

不良に目を付けられるのを恐れて
誰もが貧乏くじを引きたくないので、
当然やりたがりません。

そんな中、私がメンバーのひとりとして
選ばれます。

中学に入ってから、
日の目を見ることがなかったので
これは願ってもない
チャンスだと思いました。

それはなぜかといいますと、
毎日、朝練や部活で嫌というほど
走らされていたことから
足が速くなっていたからです。

運動会当日、クラス対抗リレーで
私がごぼう抜きをして2位となり
最終的には1位となりました。

この効果は絶大で、状況が一変します。

回りが明らかに自分を見る目が
変わりました。

自分のことを好きという
女の子もいることを知り
ここにきてようやく、人並みの中学生活を
送れるようになります。
              (つづく)

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