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【世界で最も貧しい国ケニア】⑨雨を自在に操る部族

あらすじ

ついに始まった精霊を降ろす儀式

ンゴマザペポ。

何人にも精霊が憑依し気絶していく中、また不思議な事が起こる・・・


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本編

人々が失神するという衝撃の現象が繰り広げられた

ンゴマザペポが終わり

今度は

センゲーニャ

という儀式が始まった。

センゲーニャ

このセンゲーニャは今から200年前にこの地域で一世を風靡した

シャーマンの歌らしい。

この儀式でも、肩を揺らし、精霊が降りてくると失神したり精霊語を話すんだとか・・・

格好としては男性は右足に鈴をつけており太鼓に合わせて鈴を鳴らしているようだった。

楽器

これは二回目のピースボートで行った南アフリカの人達が踊っている時と

凄く似ている格好だった。

この儀式の間に俺はシャーマンについて考えた。

シャーマンとは共感力が高い人なのでは?

と。

共感力とはつまり、相手が何を思っているか分かり自分もそう思う力なのだから

人間を超えて、動物や虫、果ては植物の声まで聞こえる(共感できる)という事ではなかろうか?

だから、この村のシャーマンには女性が多いんじゃなかな??

(男性より女性の方が共感力は強いので)

そして、本当に共感力がある人はシャーマンと呼ばれるようになり

ただ失神とかしてしまうだけの人は空気に流されて自己暗示で倒れてしまっているだけではないのかな?

そんな事を思っていると

雨が強く降り出した・・・

今は乾季なのに!?

俺は慌ててテントに戻り、寝ようかどうか考えていると

数分後にランボーさんが来て

ラ)今、センゲーニャは中断して雨を止める儀式をやってるよ

俺)そうなんすね・・・とゆうか本当にこれはどういう事なんですかね?

ランボ)俺も分かんねぇけど、雨ごいをしたら雨が降って儀式をしたらいっぱい人が失神したのは事実だよね。

俺)そうっすね~

と言ってる間に

雨が止んだ・・・

俺とランボーさんは笑い出した。

俺)いや、もうこれどういう事よ!?笑

ラ)完全に操ってるよね~

俺)いや、こんなにすぐ雨止められるんかい!!

時刻は2時になっていたけど、俺はテントから外に出て

センゲーニャの儀式に再び参加した!!

精霊が降りてくるとか、嘘とか本当とかどうでもよくて

ただなんとなく

儀式に参加したい自分がいたからだ。

でも、これが人間の本質的な生き方なのかもしれない。

自給自足をしながら、生き物や自然に感謝して、皆仲良く、たまに太鼓を叩いて踊って

精霊と戯れる・・・笑

少なくともここでは、自殺する人はいないんだろうな~と思った。


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