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【世界で最も貧しい国ケニア】⑬世界は優しくて複雑なんだ。

あらすじ

ついに儀式プングゥワも終わりこの旅も

残す所200万人の住むキベラスラムに行くのみとなる。

しかし、キベラに行くまでがまた色々ありましたとさ・・・

前回の記事はこちら

本編

儀式中に精霊が降りて来ると、

失神するという事で周りの人間は何人も失神したが、

ラッキータウンは一番儀式中に踊っていたにもかかわらず

一切失神はしなかった。笑

修行が足りないようだ…

そして、儀式も終わりホテルに戻ると

とても怖い事が起こった…

あれは夕食の時

皆んなでご飯を食べていると

誰かが灯り(ライト)を持って来てくれた。

ケニアの夜はホテルでも薄暗く手元を照らす光があればとても助かるのだ。

だ、が、

その灯りに、大量の羽蟻が群がってきた。

正直見ていて気持ち悪く、

一緒にツアーに参加している日本人が見兼ねて

)この灯り消しましょうか??

というと、他の日本人のおばあちゃんが

)いいのよ〜ここに群がって、助かるわ。

と言った。

だ、が、

俺は二匹の羽蟻が

そのおばあちゃんの飲んでいるグラスに入ったのを横目で

チラッ

と見ていた。

そんな事も知らず

おばあちゃんは一気にグラスを飲み干した。

ぅゎあ………

まっったく気づいていないようで

とても平気そうだった。

俺はこの事を誰にも言わない事に決めた。

次の日

朝からホテルを出発しルウェニ村へ

ルウェニ村にはマテラ長老のお父さん達のお墓があるので、お墓参りに行くそうだ。

(今まで行ったお墓参りはご先祖様のお墓)

ルウェ二村で村民達に

手厚い歓迎をしてもらった。

歓迎

歓迎2

なんなら少し儀式もしていた笑

やはり、本当に儀式というものが日常に溶け込んでいるのだ。

歓迎3

とゆうか、この儀式をしている男性の中で一人ナタで襲われた人がいた。

なんでも夜歩いていると、四人の男が現れ一人はナタを持っていて

頭を切られたんだと・・・

だけど、その四人を倒して追い払ったんだと・・・

そしてその男性はこの水色に赤の靴をあわせたオシャレさんであり

マテラ長老の息子さんだった笑

すごすぎやろ!!笑

歓迎が終わった後は少し歩いてお墓の場所へ。

子供たち

バイクを持っている人はバイクで

バイク

自転車を持っている人は自転車で

バイクみたいな自転車

いや、これ自転車??

お墓は元々は別の場所にあったのだけど

ODA(政府開発援助。)で移動せざるを得なくなったのだとか…

そしてそのODAの企業の中には日本も…

その事はもちろんここに住んでいるケニアの人は知っているのに

日本人を歓迎してくれている・・・

世界はとても優しく複雑なんだ・・・

マテラ塩牧

お墓に着くとマテラ長老は自分のお父さんのお墓の前で皆んなに説いた。

)我々が日本の皆さんを歓迎した事によってペポ(精霊)が貴方達が来たことを知りました。

ここにいる全ての子は私の子です。

全ての父は私の父です。

全ての人類はきょうだいです。

と言い

日本の習わしに沿って黙祷を捧げた。

とても荘厳な雰囲気で皆の気持ちが1つになってる様にも感じた。

だ、が、

携帯が鳴った。

ぅゎ〜

このタイミングで誰だ??と思っていたら

マテラ長老だった笑

しかも、電話に出た笑

なんかこの辺の適当さがアフリカの魅力だよね?笑

俺のいのり


自分としては子供から大人まで皆んなでお墓参りをする事はとてもいい事だと思えた。

やっぱり、「家族」という1つの一族である事を意識するのはいい事で

が生まれるんだと思った。

そして、お昼を食べた後

マテラ長老とまーさん(日本人)とお別れをした。

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メンバーがどんどん減っていく旅は初めてだ…

だけど、寂しくはない。

また会うのだから。

うん、俺ケニアに戻るよ笑

その時はまた、この村を訪ねてみんなで歌って踊ろう。

この村があればだけど・・・。


つづきはこちら


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