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欠点は改善しなくていいんです

3月は別れの季節。
一年間休校中の勤務校にも別れがやってきました。
児童生徒たちとの別れ、先生方との別れ。
海外の日本人学校はことさら別れが多いです。
別れが多いからこそ、出会いを大切にしよう。
そんなことを自然に感じさせてくれるこの環境が大好きです。

出会いと別れとコロナとYシャツと私。

ここのところは燃え尽きている暇もないくらい心が忙しくって
noteの更新が滞っておりました。

重い腰を全力で持ち上げ、パソコンの前に座っております。
今この瞬間に「想い」のあるものに全てを注いでしまうのがADHD系人間の特徴でして…目の前のもの以外に意識を割くのには全力フルパワーが必要なのです。ケンシロウばりにトップスがビリビリに破けるレベルのフルパワーが!!トップスが破れてしまったら妻に怒られそうですが、柔らかおじさんボディがどんなに頑張ってもシャツは破れません。まぁそれくらい気合を入れてここにいるということです。

おはようございます。にっしーです。


学校でも家でもよく聞く言葉・・・

「欠点を見つけて、それを改善することが大切だよ。」

すっごいよくわかりますし、その通りなんだけれど・・・

盲信的に欠点を潰そうとすると、自分が潰れちゃうよって話をします。


そもそも・・・欠点って何でしょう?

はい。こんな時には国語辞書。

けっ‐てん【欠点】 
1 不十分なところ。足りないところ。短所。あら。「欠点を補う」「欠点をつく」
2 学校の成績で、必要な点数に足りないこと。落第点。

2の意味もありますが、多くの場合使われるのは1の意味ですね。
自分に不十分なところや、足りないところ。

例えば私の欠点は何でしょう。

「片付けが異常に苦手」「人の顔と名前を一致させるのが苦手」
「たくさんのことを同時にやるのが苦手」「忘れっぽい」
「お腹がちょっとだけ出ている」「お酒が弱い」
「安全よりも冒険が好き」「歯並びがイマイチ」「勢いで行動」
「コンビニで買い物して商品を忘れて帰る」
「学校内で財布が見つかったら、それは大抵私のもの」

まだまだ出てきそうです。
じゃあ、欠点全部無くしてみる?できそう?

正直無理っす。

片付けが苦手なのは・・・長年の経験からわかります。治りません。
人の顔と名前を一致させるのは苦手ですが、時間をかければちゃんとできます。たくさんのことを同時にやることはできませんが、一つのことにかけるパワーはなかなかのものです。忘れっぽいのも・・・直そうにも忘れてるんだから無理じゃん!って感じです。

こんなんじゃダメだ・・・って落ち込んでも良いことないんですよ。


これは知っておいて欲しいのだけれど・・・

私の欠点は私の一部なんです。

あなたの欠点はあなたの一部なんです。

つまり・・・

自分の欠点を否定することは、自分の一部を否定することになるんです。


自分で自分を否定し始めると、辛いです。

欠点を見つめるのもOK。

でも欠点を否定しないであげてください。

こんな私はダメだ。こんなあなたはダメだ。に繋げないことです。

じゃあどうすればいいのか・・・


見つかった欠点を「可愛がって」「愛して」「面白がって」ください。

「いやぁ、俺、こんなところがダメなんだよねぇ。困ったもんだよ。」

って言いながらアハハハハと笑ってみてください。

欠点はね、愛すべきポイントなんだって思えばいいんです。
そうやって欠点を「あっていいもの」として認めてあげると
自分自身を丸っと全部認められるようになります。
少しずつ、自分に自信がついてきます。

欠点があったままで、ここにいていいんだな。
欠点があったままで、人の役にも立てるんだな。

そのうち欠点の影に隠れていた利点が見えて来ることもあります。

欠点と利点は表裏一体ですからね。


子育てもおんなじです。夫婦関係だって同じですよね。

親は、子どもの欠点ばかり目につくものです。

旦那は、妻の欠点ばかり目につくものです。

妻は、旦那の・・・・

気持ちはわかりますよ。


でも欠点を否定して無理やり改善させようとすると、途端にうまくいかなくなります。そう簡単に治らないのが欠点なんです。

だからね、欠点ごと丸っと愛しちゃう。

欠点をオープンにして面白がる。

で、利点もちゃんと見つめましょね。
得意なことでがんばりゃいいんです。
それを実感できれば、誰でも前に進めるんです。


欠点を見つめるのは構わないけれど

改善しようと頑張る必要はないんだよ。

欠点は目立ちたがり屋で目立つけど

引っ込み思案な利点が必ず近くに隠れている。


目立ちたがりやも引っ込み思案も

両方いてこそ面白いんだ。

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