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子どもが自信をなくしちゃったときにどう声をかけるか

おはようございます。にっしーです。
ただいま深夜0:30。
「明日は早起きするぞ!」と意気込んで寝た結果です。
起きたら深夜0:00でした。脳よ、やりすぎじゃね?
とりあえず、「2度寝はしない。」のマイルールのもと、noteを書き始めています。ちなみに「2時間起きていればそれはもう2度寝じゃない。昼寝だ。」のマイルールもあるので、今から深夜の朝活と朝の昼寝を楽しもうと思います。

今日は、自信がない子への声の掛け方について。

自信がない子っています。
「俺なんかもうダメだ。」
「どうせうまくいかないんだ。」
「そんなこと言ったって無理でしょ?」
「もうどうでもいいよ。」

そんな言葉が先に出てくる状態の子も、不登校児童に多いんです。
もちろん元気な不登校児も山ほどいますよ!
世の中の不登校のイメージなんて何のその!って言う子どもも多い。
ただ、子供に自信がなくなっちゃったとき、親は声がけに困るものです。
自信がなくって、元気がない。いつでもマイナス発言ばかり。
そんな子にどうやって声をかけたら良いのでしょう。

子どもはそれぞれです。その子にあった声かけはあります。
でもね、ちゃんと模範解答もあるんです。
1つずつ試してみたら良いと思います。

① 感情には共感する

「辛いんだ」「苦しいんだ」「悲しいんだ」

感情を出してくれたらね、そこに思いっきり共感しましょう。

「そっかぁ。それは辛いよね。」
「苦しかったね。大変だったね。」
「悲しかったんだね。わかるよ。」

まずはここが大原則です。
苦しい相手を認めたくないと、つい明るく振る舞っちゃったりします。

「そんなの気にしない気にしない」
「気にしすぎだよ。大丈夫。」
「そんなことより楽しいことを考えようよ!」

一見理解のある返答のようですが、感情を伝えた方は受取拒否をされた感覚になります。キャッチボールで言うと、ボールを投げたのに、受け取らずにバットで打ち返された感じです。いやいやいや、そんなん求めてないから!

これだけでもお子さんとの関係性は変わります。

親は努めて明るく振る舞おうとするものです。
だって辛い子どもを見ているのって辛いんです。
だからね、明るくしちゃうの。
明るくてもいいんだけどさ。
子どものことを考えるのならば、共感が先です。

全面的に受け止めます!どんな球でもキャッチします!
さぁどんどん投げといで!!!松平孝太郎マインドでいきましょうよ。
(ど真ん中タッチ世代。)

② 事実は事実として誤魔化さない

感情には共感しても良いですが、事実は曲げちゃいけません。
相手に共感するために、事実まで曲げてしまうことって多々あります。でもそれってただの嘘やごまかしだし、嘘から信頼関係は築けません。

「ほんと苦しいんだよ。みんなが俺の敵なんだ。」

「そっか、たくさん苦しんできたんだね。」

「みんな俺のこと憎んでいるんだよ。」

「それは違うよ。でもそう感じてしまうのは苦しかったよね。」


事実はしっかり否定して良しです。

感情にはしっかりと共感。事実は事実で曲げない。
ここは頑張りましょう。

あくまでもベースは共感です。
相手の感情や、感じたことに対しての共感です。


「俺なんて死んだほうがいいんだ!」

「そんなことはないよ。でも死にたいほど辛いんだね。」


「不登校じゃ就職なんてできない。不安なんだ。」

「不登校で働いている人は沢山いるよ。でも不安な気持ち、よくわかるよ。」


事実は曲げなくていい。
堂々と伝えて下さい。

③ 表情やトーン、目線を相手に合わせる

話を聞くときは、相手の目線に合わせます。
小さい子に話すときは小さく屈んで話しますよね。
「ワンワンがいるね〜」って小さい子の話し方に合わせるじゃないですか。
小学生と話すときは小学生の目線で。
中学生と話すときは中学生の目線です。

そして、表情やトーン、呼吸を合わせてみましょう。

これ、「ミラーリング」って言う技術です。
人は自分と同じような人に対して信頼関係を築きやすいんです。
親ってついつい上から子どもをみてしまいます。
学校の先生もそうではないですか?

悲しい顔をして話している子には、悲しい顔で聞くんです。
ゆっくり話す子にはゆっくりと。
速射砲のように話す子にはキビキビと返事をします。

深刻な話をしているのに、相手がニコニコ笑っていたら
聞いてもらえてない気分になります。
楽しい話をしているのに、しかめっつらをされたら
もう話したくなくなります。

ちょっと意識するだけでうんと変わりますよ。
子どもの表情が変わります。
ぜひ試してみてくださいね!

④ オープンクエスチョンで問いかける

会話って喋っているほうが元気になります。
聞いている方は元気を奪われます。

相手を元気付けようとして、ひたすら喋っちゃって、
かえって相手の元気を奪っていませんか?

ひたすら自分語りをする人の話を聞くのってしんどいじゃない?
校長先生の長い話ってみんな嫌いでしょ?

聞くのって疲れるんです。

でもね、喋っている方はどんどん元気になります。
だから校長先生の話はいつまでも長いの。

子どもがたくさんしゃべれるように、オープンな質問をしましょう。

クローズな質問とは「はい」か「いいえ」で答える質問。

「ピザは好きですか?」「そのとき、悲しかったの?」

これは「はい」か「いいえ」でしか答えられないよね。だからクローズ。


オープンな質問は答えが文章になるやつね。

「どんなピザが好き?」「どこで食べたの?」「誰と食べたの?」「どんな味だった?」「そのとき、どんな気持ちだった?」「何に悲しさを感じたのかな?」

相手が自分の思いを語れるような質問をするんです。
これもね、相手のペースに合わせることです。
あくまで信頼関係が先ね。

ただし「なぜ」は使わないこと。
「なぜ」「なんで」「どうして」はきつい印象になります。
責められている感覚。相手は言い訳をしたくなります。

「なんでそんなことしたの?」って聞くよりも

「何が気になったのかな?」「何をしたかったのかな?」

って聞いたほうが答えやすいです。


いろいろ書きましたが・・・

焦らなくていいんです。
自信がなくなっちゃった子ってね、これまで自分を受け止めてもらえなかった子が多いんです。受け止めてもらえないと傷つくから、傷つく前に自分自身で受け止めることを拒否しちゃうんです。結果的に自分で自分を傷つけちゃっているんですよね。

まずは受け止めてくれる相手が必要です。

自分の傷ついた心を、本心を、思いを受け止めてくれる相手が必要。

そして少しずつ、自分の本心を自分で受け止められるようになります。
そうしたら、自分から前に進めます。

最終的なゴールはね、自分の心を誤魔化さなくなること。

「どうせ無理なんだ」じゃなくって、その裏側にある「こうしたい」を自分で認められるようになることなんです。


まずは共感から、始めてみませんか?

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