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健康寿命と平均寿命とは?

現在は著しく超高齢化社会が進んでおります。
それは、医療技術の進歩による寿命の増加が背景にあります。それは大変喜ばしい事なのですが、平均寿命の他に健康寿命というものがあり、日本では平均寿命と健康寿命ともに伸びています。
ここで健康寿命と平均寿命の違いをご存知でしょうか?平均寿命はほとんどの人が知っていると思います。

しかし、健康寿命ってなに?

それは、日常生活を介護される必要なく送れる年齢と定義されています。
男性では72歳。女性では75歳と厚生労働省が発表しています。
平均寿命はというと男性が81歳で女性が87歳と発表しています。
この健康寿命を過ぎた頃からが病院に行く機会が増え医療費が増えていきます。

でも健康寿命も平均寿命も伸びていれば良いんじゃないの〜??
と思った皆さん!ここが問題です!

この差を縮めることが大事なのです!

そう!このままでは1人あたりにかかる医療費は変わらないという事です。
むしろ、日本は高齢化が進んでいるため全体的な医療費は増加傾向となっております。
国としては、なんとかして医療費削減に力を入れております。現状では、負担割合は1割~3割を支払っていると思いますが、今後はその割合負担を増加していく可能性があります。最近でも令和4年10月から後期高齢者の割合が1割が2割へと変わりました。
※一定以上の所得がある方が適用

そこで国が進めていきたいプランは健康寿命と平均寿命の差の縮小です。

そこで日本では、健康寿命延伸プランを取り組んでおります。
具体的には、健康日本21というもので、基本方針5つとなっています。
①健康寿命の延伸と健康格差の縮小
②生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底
③社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
④健康を支え、守るための社会環境の整備
⑤栄養、食生活、身体活動、運動、休養、飲酒、喫煙及び歯、口腔の健康に関する生活習慣病及び社会環境の改善

なんか色々とありますが‥‥‥

私はフィジカルのプロである理学療法士のためため、専門分野の運動についてお伝えしたいと思います。

私は整形外科に勤めていて、身体の痛みに悩んでいる運動器疾患の患者さんに対しリハビリテーションを行っております。

健康寿命に近い年齢で当院に来院される患者さんで多くみられるの運動器疾患は、変形性膝関節症や腰椎圧迫骨折、腰部脊柱管狭窄症、転倒による骨折などです。
これらの疾患は実際に整形外科で働いている側からの経験として加齢の影響もあるため、一度診断されると元の状態へと戻ることは難しい印象があります。
これらの影響で、徐々に身体機能が低下してしまい自力で生活が困難となり介護が必要な状態へとなってしまう方が多くみられます。

だからすごく思うことがあります!
今からでも良いです!すぐに予防していきましょう!


実際には身体の悩みで多い部位でいうと・・・

ズバリ!腰と膝が圧倒的に多いです!

ということは、腰や膝が痛くなる疾患を予防するような運動をすることが、健康寿命延長に繋がると私は思っております。

今後はそれらを予防するような運動をお伝えさせて頂きたいと思います。

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