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7月28日 青森空襲とおばあちゃんの家

76年前の今日、7月28日は青森空襲が起きた日です。
辺り一面、焼け野原になった場所に曽祖父が家を立てたそうです。
その後、祖母、父、自分と75年間4世代にわたって、なんとか持ち堪えていた家は、残念ながら去年なくなってしまいました。

家はなくなってしまいましたが、私はこの古い家のことを2018年から約3年間取材していました。
「ただの民家になんの価値が…」と思うかたもいると思いますが、青森市の歴史を調べる中で60年前、70年前の古い写真などを見ると、映像や写真というのは『後世に残す』という役割もあるんだなと気付かされました。

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1963年 青森県庁から撮影された写真に写るおばあちゃんの家(画面中央)


「今はまだなんの価値がなくても50年後、100年後には大事な資料になる」そう信じて、少しずつ丁寧に、撮影したものを形にするために現在、制作しております。


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青森の花火大会、毎年、家の前で見ていたおばあちゃん。

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大平商店、サイゴン、おばあちゃん家、この並びも見れなくなりました。


P.S.
青森県庁前の八甲通りにある古い家は何かと目立ちましたので、ジロジロ見られたり、指を刺されたり、写真を撮っていた方もいました。
住んでいた時は正直、嫌な思いでしたが家がなくなったあとは、撮影した写真とかを大事にして欲しいなと思っています。

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