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アメリカ横断した東大生が現地で感じたこと

初めに

僕は、4月14日から5月26日まで1ヶ月半かけて一人で渡米し、現地の学生や社会人の方々に協力してもらい、インタビュー動画や大学のキャンパスツアー動画を撮影するアメリカ横断YouTubeの旅を行った。サンフランシスコをスタートして、ロサンゼルス、サンディエゴ、ヒューストン、オースティン、ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンDCを訪れた。素晴らしい方達と出会い、本当に充実した旅だった。

今回の旅は多くの方の支えのおかげで、実行に移すことができた。動画編集などを手伝ってくれる仲間達を始め、2月頃にアイディアの壁打ちをさせていただいた方々、クラウドファンディングで支援してくださった方々、TwitterやFacebookでクラファンやYoutube動画をシェアしてくださった方々、現地で撮影に協力してくださった方々。本当にありがとうございました!

現在、撮影した動画を仲間と一緒に編集して、Youtubeにアップロードを行っています。8月から進学するアメリカの大学の準備などがあり、アップロードが滞っていますが、9月くらいまでには全ての動画をアップロードできるように頑張ります。知り合いに海外留学や海外就職を考えている人がいれば、拡散してくれると嬉しいです!チャンネル登録やコメント待ってます!

今回のnoteは、1ヶ月のアメリカ横断で感じたことを書いてみたので、読んでいただけると幸いです!


現地で感じたこと

noteの内容を考えた時、最初は日本 vs アメリカで、「アメリカの方が日本と比べて〜」という風に書こうと思っていた。でも、実際に1ヶ月半現地に滞在して、アメリカと日本をそんな簡単に比較できるものではないと感じた。

Twitterなどで時々、「アメリカは日本と比べて〜」と言って、アメリカを神格化している人を見かけるが、そんなに簡単な話ではないと思う。世の中、0か1で言えることはほとんどなくて、グラデーションになっていることがほとんどだ。

だから、こののnoteでは、日本とアメリカを比較するより、アメリカを一人で1ヶ月半かけて横断して感じたことをつらつらと書き連ねることにした。
アメリカという大きな主語を使うのではなく、自分を主語にして現地で身を持って感じたことを書いていく。


・当たり前だけど、英語ができないと話にならない。


アメリカのトップレベルで学ぶ上で、ビジネスをやる上で、英語ができないとスタート地点にすら立てない。
日本の中でも、英語ができないと厳しい。日本語で書かれている情報なんて世界中にある情報の1%くらい。しかも、日本の社会状況・経済状況を踏めると、今後さらにその割合は減っていくだろう。ビジネスなどで最先端を歩こうと考えたら、英語で情報を仕入れられないと取り残されると思う。

ちなみに僕の英語力で言うと、東大生の中では少し得意かなという程度。アメリカのトップ大学に進学する人の中では、ど底辺の英語力な気がする。しかも東京大学に入学してから英語をあまり使っていなかったので、渡米して本当に苦労した。空港ではアナウンスで何が言われているか分からないし、お店に入っても店員さんが何を言っているのか理解できない。現地の大学の学生にインタビューしても理解できないことが多々あった。一週間、二週間と時間が経つにつれて少しずつ聞き取れるようになっていくが、グループで話す時はきつかった。1体1で話すと現地の人も自分のペースに合わせて話してくれるが、グループで話すと現地のスタンダードのペースで話すことになる。会話にカットインできないので、何も話せず、空気みたいに扱われてしまう。置物と一緒だ。

英語ができなくても会話は成り立つ時はある。
ただ、英語ができないがために、相手が何を言っているのかわからなかったり、相手に言いたいことを伝えられないのが悲しい。
Surviveはできるけど、Being myselfはできない感じ。

今はアメリカのトップ大学に通って英語でバリバリ話している人達でも、同じような悩みを一度は抱えていた人が多い。中高時代の留学とかで悔しさを感じて、そこから這い上がった人がいる。だから、僕もミネルバ大学に8月から進学するまでの間に、英語力をひたすら上げるように努力する。


・偶然の出会いが一人旅の醍醐味。伝える意思が一番大事。


英語力があまりなくても、伝える意識があれば現地で相手とコミュニケーションを取れる。大学のキャンパスや電車内などで、全く知らない人に話しかけるのは楽しかった。

1番のハイライトは東海岸で長距離電車に乗っている時に、向かいの人に話しかけたことで、その人と1時間くらい話して仲良くなり、ボストンにある彼の家で2日泊めさせてもらった。彼の家で彼のルームメイトと過ごしたことや、彼とその彼女に夜のボストンを案内してもらったことは本当に素敵な時間だった。
その他にも、現地の大学で出会った学生に一週間後ワシントンDCの実家に泊めさせてもらったり、サンフランシスコの駅で話しかけた外国人が偶然日本から同じ飛行機に乗ってきた人で某出会い系サイトのエンジニアをやっていて大爆笑したり、知らない人でも話しかけてみると会話が弾んで最高に楽しかった。

英語が苦手でも、勇気を持ってコンフォートゾーンを抜け出したら、素敵な人に出会えた。そして、色々な人と話していくうちに、英語力も少しずつ上がってきた気がする。

このnoteを見てる中高生(もちろんそれ以外も)に伝えたいのは、めっちゃ当たり前のことだけど、英語が話せたら世界中の人と話せて楽しいということ。そして、そこまで英語が得意ではなくても伝える熱意があれば、コミュニケーションはなんとでもなるということ。
だから、新しい世界を見てみたいという人がいれば、観光で日本に来ている外国人に話しかけてみてほしいし、何なら電車の横に座っている日本人にでも話しかけてみてほしい。新しい人と話すのは本当に楽しい。



・進み続けないと、学び続けないとダメ


シリコンバレーにいる社会人の方が仰っていた。社会人になっても学び続けてないと、どんどん置いてかれる。特に、シリコンバレーは新しいテクノロジーが次々新しく生まれるので、キャッチアップし続けないといけない。しかも、アメリカの企業は日本の大手企業にあるような研修制度が整っていないので、自分自身で積極的に学んでいく必要がある。個人能力主義。貪欲に学び続けて、貪欲にチャンスを狙って成長するのが大事。

僕は東京大学に入学してから成長してる実感がない。
メディアや周りの人に、自己紹介をする時や他己紹介をされる時に、中高時代の話がよく出てくる。だけど、あまりそれが好きではない。そこから成長してる実感がないからだ。「今何やっているの?」と言われても自信を持って答えられない。

だから、自分自身に誇りを持てるように、何かに打ち込みたい。
本気で何かに打ち込みたい。中高時代にサッカーに打ち込んでいたように。
英語やプログラミングなど、これからの時代で必須になることをやりつつ、アンテナを張って、好きなことを探していこうと思う。



・ゴール設定、通過点。


UCバークレーのVarsity(日本で言う体育会)でサッカーをやっている二人に会った。僕は、去年バークレーに合格した時、Varsityに入ってサッカーをやりたいと思っていたけど、実力不足や怪我もあって諦めることにした。だから、色々思うことがあって二人に会いたかった。

二人とも尖っていて最高だった。UCバークレーでサッカーをやることをただの通過点としか捉えていなくて、ヨーロッパでプロになりたいと言っていた。UCバークレーをやめることも考えているらしい。
思い返すと、僕はアメリカの大学でサッカーをやることを目標にしていた。その先の絵を描いていなかった。だけど、二人は入学後の目標をしっかり持っていた。それが僕と二人の違いだと思った。実際、彼らはバークレーに入学して、Varsityのサッカーチームでスタメンとして活躍している。

二人と話していて、ゴールを設定していくことの重要性を思い出した。現状の自分に満足していると成長は止まる。中学時代、FC東京のジュニアユースに所属していた時、スタメンで出てある程度ゴールを決めている自分に満足していた。チームで1番の点取屋を本気で目指してなかった。だから、そこまで成長もせずユースチームに昇格できなかった。高校時代も、勉強とサッカーを両立している自分に満足して、途中からサッカーの成長が止まった。ゴールを設定し続けることは本当に重要な気がする。

あと、目標を大きく設定することは大事。目標を100に設定したら50しか達成できないけど、200に設定したら100は達成できる。もちろん、大きな目標を設定して満足せずに、しっかり達成するために努力する。
目標がないとモチベが湧いてこない性格なので、目標設定大事。


・アメリカのサラブレッド


アメリカの名門校は、日本の名門校と比べても施設やカリキュラムが良いし、お金もかけられている。渡米時に、ベイエリアにある名門学校Harkerスクールを訪問した。施設が最先端のもので、幼いうちからロボットやテックに触れられる環境が整っていた。実際にお金を運用する投資グループや、プロを多数輩出するスポーツチームもある。学校にかけられている金額が段違いだった。ただ、その分、学生に求められるものも非常に多く、Harker出身でスタンフォード大学に入学した生徒と話しをしたら、スタンフォードよりHarkerの方が大変だと言っていた。(アメリカのエリート主義が垣間見える)
実際、学校訪問した時に、10歳くらいの子が体全体を使って堂々とプレゼンテーションをしているのを見て、そういう人たちと既に幼少期からかなり差をつけられていると感じた。
だから、そういう人たちを越えるには、今からその人たちの数倍は努力するしかない。


・何歳からでもチャレンジできる


これはアメリカにいる多くの社会人の方達がおっしゃっていた。
シリコンバレーでインタビューさせていただいたエンジニアの酒井潤さんの例が分かりやすい気がする。潤さんは、元々大学の日本選抜に選ばれプロチームから内定を貰うほどの超サッカー少年だった。しかし、膝の大怪我をしてしまってプロになることを断念。そこから、情報系の勉強を始め努力を重ねて、シリコンバレーのエンジニアにまで登り詰めている。本当にすごい人だと思う。夢を掴む目前で怪我のせいで諦めることになって悔しいはずなのに、切り替えて新しい目標に向かってチャレンジしている。

もうすぐ20歳か、とか。すでに世界の優秀な人たちとこんなに差ができてるのか、とか嘆くのが馬鹿馬鹿しい。まだ、20歳。今から努力して追い越せばいいやん。

ちなみに、海外、アメリカで活躍するには現地の人より優秀になる必要があるので、文字通り現地の優秀な人たちを追い越す必要がある。企業で働く場合、言葉も文化も分かり、VISAを取る必要もない現地の人の方が採用しやすいので、アメリカで働こうと思ったら、そのハンデを補うほど、こいつと仕事をしたいと思わせる何かが必要になる。
ただし、もちろんアメリカで働くことが正義ではないし、ゴールでもない。



・目の前のことに一生懸命取り組み、チャンスを掴む。


シリコンバレーで働いている人達は、様々なルートを辿ってそこにたどり着いている。そして、そこからまた色々な道(場所)に進み続けている。本当にバックグランドが様々。
電車に乗っているイメージ。偶然、シリコンバレーという同じ電車に乗っていて、みんなそれぞれの駅で電車を降りていく。
これをやっていたらこの電車に乗れる(この大学に入れる、この会社に入れる)、という方程式は存在しない。

でも、多くの人に言える特徴として、目の前のことに一生懸命に取り組みながら、アンテナを張って、チャンスに敏感になっている人が成長している気がする。
日々、目の前のことに一生懸命取り組んで、目の前に転がっているチャンスを掴んでいる。
今までのサッカー人生でも、プロになるような人達はそういう人達だった。
爪をといで成長しながらチャンスを伺い、機会がきたらそれに食らいついて大きく成長している。

僕も実践しよう。



・「自由の国」アメリカ


世の中には色々な人がいる。アメリカでは、自分が相手にどう思われるかなんて気にせず、みんなが自由に振る舞っていた。自分の好きなことをやっていた。
皆が色々な考え方や価値観を持ち、正義の尺度も違う。

アメリカに行って、そもそも人が他人を「すごいとか。一流とか」評価するなんて、どんだけおこがましいんだと思った。別にエリートになることが正義では全然ないし、一流を目指す必要も全然ない。自分の人生を楽しむことが大事。

「みんな違ってみんないい」ということを大前提にして、周りに左右されず、自分の価値観で、自分のやりたいことをやるのが一番だと思う。
これに気付けたことは大きい。自分の決断に自信を持って、これから主体的に人生を楽しもうと思う。


・仕事のステータスと幸せは関係ない


出世していっても、自分が仕事で誰かに貢献できているという実感がないと人生は充実しないのかもしれない。
シリコンバレーのFacebook本社で働いている人やワシントンDCの世界銀行で働いている人達とお話しさせていただいて感じた。現場ではなくマネジメント側で働いていると、自分が誰のために仕事をしているのかが分からなくなり、モチベを失うのかもしれない。

なぜ仕事をするのかと考えたら、誰かを幸せにしたいというのも大きな理由の一つな気がする。
周りの人の幸せは、自分の幸せに大きく関係していると思う。
だから、世の中に接して現場を見ながら、自分が誰の役に立っているのかを考えながら働くことが大事な気がする。

これは、僕がこれから働く上で大事。会社を作る上でも大事。どんなに大きな会社を作っても、世の中の役に立っている実感がないと、人生は充実しない。会社をスケールさせるとき、どうやってビジョンを浸透させるか。何のために仕事をしているのかを見失わないようにする。

また、ただ生活するなら日本人の僕にとって日本が一番いい国だと思う。物価は安いし、治安もいいし、移動も楽。日本で家族と過ごして、出世とかを意識せずにささやかな暮らしを送るのも楽しいと思う。
自分の人生において何が大事なのかを考える。時間が経つと変わると思うので、考え続ける。



・アメリカの大学生はオンとオフの差がすごい。


やる時はやって、やらない時はやらない。話していても、しょうもない話をしていたら、急に真面目な話が始まったりする。Play hard、 Work hardの文化が強いと思う。思い切り遊ぶけど、勉強にも全力投球。
例えば、カラオケで酔いつぶれているようなイケイケ学生も、勉強するときはめちゃくちゃ集中していて、一年生からAmazonでインターンやっていたりする。勉強で忙しくても、睡眠時間を削ってまで遊びに全力投球している。不健康だけど、かっこいい。

ただ、勉強をしっかりやるのが大前提。



・自分のやっていることに自信を持ち、他人の活動もリスペクトしてくれる。


大学のキャンパスで歩いている学生に声をかけて、どういう授業を取ったり、どういう活動をしているか聞いたら、みんな自信満々に答えてくる。
しかも、僕がアメリカの大学/大学院を日本の中高生や大学生にYouTubeで紹介するために、アメリカ横断をしていると言うと「最高やん」と言って、赤の他人だけど、撮影に協力してくれる。バークレーでは、僕の話を聞いて、3時間ほどキャンパスツアー動画の撮影を手伝ってくれた子がいた。



・自分より優秀な人との付き合い方


日本でもそうだけど、アメリカに渡れば自分より優秀な人がわんさかいる。
そういう人達とどうやって接していくか。アメリカの大学生や大学院生で悩んでいる人は多い。劣等感を感じるのではなく、どうやって悔しさをパワーに変えるのか。

「自分は自分」と思うことが大事な気がする。自分の信念を持って自分のペースで動く。自分の強みは何なのか。自分は何をしたいのか考える。
自分自身を理解することで、自分より優秀な人が多い環境に飛び込んでも、自分を見失う事なく、悔しさをパワーに変えれると思う。自分が何をするべきかを見失わずに済むと思う。



・アメリカを生きる。


治安とか食事とかで、アメリカと日本を比べすぎて、縮こまらない。日本のクオリテイの高い食事とか考えすぎると、日本に戻りたくなって悲しくなる。
SFでJeffryさんに「この町は治安いい?1人で夜歩いても大丈夫?」と聞いたけど、「全然大丈夫。日本と比べたら大丈夫じゃないけど」と言われてハッとした。
無意識にアメリカを日本と比べていた。

治安とか食事とか、日本がアメリカに勝っているものを比べ過ぎたらアメリカが嫌になる。窮屈になって、腰が重くなる。でも、日本と比較せずに、治安が大丈夫か、食事が大丈夫かって言ったら、場所によっては全然安全だし、食事も美味しい。
アメリカに来ているのだから、わざわざ日本の価値観で比べる必要はない。現地での生活を楽しんだ方がいい。

旅の最初でこれに気付けたことで、その後の旅を楽しめた。
アメリカだから夜は外を歩いてはいけないというイメージは捨てた。現地の人達に話を聞いて、現地の基準で行動するようになった。安全な場所には夜でも歩けた。アメリカだからと、縮こまりすぎることが無くなった。(もちろん危ない場所は多いので、現地の人に事前にしっかり聞いて、気をつけて欲しい。)



・アメリカ人は他人に優しい。


知り合いにも他人にも優しくするというカルチャーが出来上がっている気がする。LAで全盲の人が電車に乗っていた。乗り換えの時、駅員さんが手伝ってくれるシステムもなく、点字ブロックなどもないから移動が大変そうだった。すると、僕の隣にいたおじさんがその人に付き添って、乗り換えを手伝っていた。
また、日本に帰国する前も陰性証明書を出す時に、大手の病院で医者の方と粘り強く交渉してお願いしたら、融通を利かせて、公式の証明書にパスポート番号などを入れてくれた。

アメリカは、自分の意思を相手にしっかり伝えてお願いすれば、話を聞いて手伝ってくれことが多い。知らない人を赤の他人と思わないで、相手を手伝う文化がある。



・少年スポーツの違い


ベイエリアで少年野球を見学した。プレーする前に子供にルールをしつこく教えることはなく、とりあえずやらせてみて、スポーツの楽しさを教えていた。ルールをしっかり教えてから始める日本の体育の授業や少年スポーツとは全然違うと思う。
やってみてうまくいかなかったり、相手と折り合いがつかないことがあったりしたら、交渉をしてルールを作っていくイメージ。その際、自分の意思を相手に伝えて、交渉する力が大事になってくる。



・日本のことを全然知らない。


アメリカで国内情勢とか社会福祉とか政治の話を現地の人としていると、日本の状況を聞かれることが多い。”How about Japan?”と聞かれても、答えられなかった。

日本の状況を全然知らなかった。
僕がアメリカにいる人たちに色々質問して、他の国の状況を知るように、あっちも日本のことを知りたくて聞いている。その人達からしては、日本人と話す機会はあまりなくて、僕が唯一話したことのある日本人かもしれない。責任持って話すためにも、日本のことをもっと知りたいと思った。



・トラブルを楽しむ。


1ヶ月半もアメリカを旅していると色々なトラブルに巻き込まれた。
飛行機のフライトが遅延・欠航したり、バスが遅延したりと、公共交通機関の乱れによるトラブル以外にも、Webサイトでクレジットカードを使用できなくなったりもした。

そういうトラブルにあった時に、どう行動するかが大事だと思う。
バスや飛行機が遅延したら、街を探索する時間が増えてラッキーってなるし、クレジットカードで電子決済ができなくなって次の日のバスのチケットが買えなくなったら、誰か知らない人と仲良くなって支払いを手伝ってくれるようにお願いしようと、人に話しかけるモチベーションが上がって嬉しくなる。

「◯◯だったらできたのに」とか「◯◯してたら良かったのに」みたいなタラレバを考えるより、どうやって今/これからを楽しもうかと考えるようになった。この考え方があれば、この先何があっても人生を楽しめる気がする。



・周りの人から受けた恩をどう返すか。


アメリカの大学受験や、今回のアメリカ横断旅で色々な方にお世話になった。大学受験では、家族や先生、友達、サッカーチームのコーチまで。横断旅では、活動を支援してくださる方々から、現地でお世話になった方々まで。
本当に多くの方々に協力してもらったが、どうやってそれを恩返しすれば良いのか。

僕は、誰かから恩を受けたらその人に返すのも大事だけど、別の人/次の世代に恩送りをしていくのも素敵だと思っている。アメリカの大学受験でお世話になった先輩が、「俺も昔、別の先輩にお世話になったから、今こうしてお前のエッセイとかを手伝ったりしている。だから、お前は今度は後輩のために何か行動してあげて欲しい。Pay Forwardして欲しい。」と言われた。今回、アメリカを横断して大学や大学院をYouTubeで紹介する活動を始めたのも、後輩達にPayforwardしたいと思ったからだ。

でも、旅をしていると、今度はまた別の人にお世話になって、また恩がたまっていっていった(笑)。だから、また誰かのために何かしたいなと思ったりしている。そういう風に延々と恩送りしていくのが素敵だと思う。特に見返りを求めずに、みんなが誰かのために行動するようになったら、どんなに素晴らしい世の中になるんだろうって思ったりしている。

あと、コロンビア大学の学生と恩送りの話をしていて、彼が言っていたことで良いなと思ったことがあった。「自分の人生を全力で生きることが、恩返しにつながる」と言っていた。今まで、自分のことをサポートしてくれた人たちは自分が夢や目標に頑張っているのを見て、応援してくれたので、その姿を見せ続けることが一番の恩返しになる。めっちゃカッコよかったので、僕もこれからそのセリフを使おうと思う(笑)。



まとめ

長々と書いてしまいましたが、最後までnoteを読んでくださり、ありがとうございます!

アメリカ横断中の動画をYoutubeにアップロードしているので、ぜひチェックしてみてください。25校の大学/大学院を訪問し、たくさんの社会人の方にインタビューをさせていただいたので、全部で60本くらい動画を上げる予定です。
チャンネル登録と高評価、コメント、全てお願いします!

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