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ドイツ(バイエルン州)鉄道の旅

【ドイツ(バイエルン州)鉄道の旅】

ドイツは日本と同じように鉄道網(ドイツ鉄道:Deutsche Bahn)が完備されており、各都市は鉄道で容易に移動できます。
また、ミュンヘン(というかドイツの大都市圏)はUバーン(地下鉄)、Sバーン(近郊電車、ミュンヘン国際空港やフランクフルト国際空港までのアクセスもこちらで)といった鉄道が敷かれております。
本稿では、鉄道での移動方法、移動先での観光スポットを紹介していきます。


都市交通:Uバーン&Sバーン編

・切符の購入〜乗車
切符の購入は日本と同じように、切符券売機で購入します。
(写真撮り忘れた・・・)
券売機は日本と同じようにタッチパネル式が圧倒的に多く、直感的に操作できます。
まずは、言語をドイツ語から英語に変えましょう。
イギリス国旗のアイコンをタッチすれば、変更できます。(他にはイタリア、フランス、スペイン、ポルトガルの計6言語)
日本語表示の券売機もあるようですが、私は見ませんでした。
まぁ、探すくらいなら英語表示に切り替えて、直感操作でサクッと買っちゃいましょう!
切符の種類は1日乗車券4種類(移動距離:Zoneと有効時間によって変化)、シングル乗車券(1日 or 3日)、パートナー乗車券(1日 or 3日、大人5人まで、6歳から14歳までの子供は2人で大人1人扱い)、回数券があります。
写真はZone2までの1日乗車券です。

写真1_One-day Ticketと打刻機


写真1: One-day Ticketと打刻機

日本のように改札はなく、打刻機に買った切符を入れてください。
打刻は最初に乗るときだけで構いません。
正直切符を買わなくても電車には乗れますが(私は一切責任を負いませんよ!)、無賃乗車ならびに不正乗車が発覚したら、罰金60ユーロです!(どんな不正でも一律60ユーロみたいです)
振込用紙兼違反チケットを渡され、後日振込ます。
貴重な時間とお金を失うことになりますので、不正乗車はやめましょう!

写真2_乗車違反について


写真2: 乗車違反について

日本では多くの電車が自動で扉が開閉しますが(私の住む田舎はたまに手動・・・)、ドイツでは自分で開けます。
(発車時に自動で閉めてくれますし、自分で閉めることもできます)
ボタン式とレバー式とがあり、レバー式はレバーを横に引けば開きます。

電車の扉

写真3: 電車の扉(ボタン式)

・観光地:BMW(本社、Museum、Welt)
ミュンヘン中央駅(Munchen Hauptbahnhof)からU2に乗ってScheidplatzでU3に、もしくはマリエン広場(Marienplatz)からU3に乗ってMoosach方面へ。
オリンピア・・・(読めない・・・)の最初の駅、Olympiazentrum下車徒歩数分、というか道路を挟んだ駅の目の前にBMW本社がそびえ立ちます。

写真3_BMW本社と博物館

写真4: 本社ビルと博物館

本社ビルは4気筒ビルと表されていますが、私には4バルブの単気筒にしか見えない・・・
本社の隣にあるお椀型の建造物がMuseum、駅側にWelt(写真5)があります。
Weltはドイツ語で世界というらしく、中身は巨大なショールームです。

写真4_BMW_Welt

写真5: BMW Welt

事前に工場見学ができるということは知っていたのですが、ググったらドイツ語サイトしか見つからず、断念。
エンジンシリンダブロックの鋳造ラインとか見れるらしいんですが、そんなものみなさんは興味ないっすよね・・・


ドイツ鉄道:Deutsche Bahn編
・切符の購入〜乗車

まずはミュンヘン中央駅(Munchen Hauptbahnhof)に行ってください。
切符は都市交通と同様に券売機で。
都市交通よりは何となくレトロな券売機です。

写真5_券売機

写真6: Deutsche Bahnの券売機

目的地にもよりますが、バイエルン州内で完結するのであれば、バイエルンチケットがお得で便利です!

写真6_バイエルンチケット

写真7: バイエルンチケット

1日乗車券が23ユーロで平日は9時〜翌3時まで、土日は始発〜翌3時まで乗り降り自由、しかも都市交通やトラム(市電、写真8)、バスにも使えちゃいます!

写真7_トラム

写真8: トラム

先ほどバイエルン州内と書きましたが、お隣オーストリアのザルツブルグも有効です。
9時過ぎの電車に乗れば昼過ぎにザルツブルグに着き、夕飯食って夜はミュンヘンでお休みってことも。
旅の中盤でそう言ったことが可能と気づき、帰国前日にやろうしましたが、過労により断念しました・・・
みなさま、行動は計画的に。。。
乗車も都市交通と同じなので割愛、ただ、出発まで時間がある場合は、自分で閉めましょう。
9下旬の朝はちょっと肌寒いです。
ボタン式はボタンを、レバー式はレバーで閉められます。


・インゴルシュタット(ドイツ鉄道の鈍行で2時間ちょい)
この地名を聞いてピンと来る人はいないでしょう。
ドイツの車メーカー、Audiの本拠地です。
インゴルシュタット駅からAudiの本社までは、11番のバスで行きます。
行き先表示が「Audi〜」となっているので、間違えることはないでしょう。

写真8_Audi行きのバス


写真9: Audi行きのバス

注:Audiとは逆方向の11番バスもあります。日本では駅が始発終着ってのが圧倒的に多いですが、ドイツでは必ずしもそうとは限らないようです。
Audiなんちゃらのバス停は3つありますが、本社&博物館に行きたい方は、一番手前(駅側)のAudiで降りてください。
Audiの本社と本社工場をバスがぐるりと回るので、降り損ねても大丈夫ですが。

写真9_Audi本社


写真10: 本社

日本ではe-tronシリーズはQ3しか発売されていませんが、本国ではQシリーズはQ7までありました。(写真11)
早く日本でも発売して欲しいですね^^

写真10_Q7_e-tron

写真11: Audi Q7 e-tron

博物館へ
博物館ではAudiの過去から、4つの会社だったころから(4つの輪は4つの会社という意味です)の変遷、パリダカの歴史や未来のコンセプトカーまでの展示があります。

写真11_Horch_855


写真12:憧れのHorch 855

本社内ではみなさんお仕事していました。
こんな開放的な職場で私も働きたいです!
昼に行けば社食で食べられてようですが、昼過ぎに着いたので1Fのカフェでビールをいただいてきました。

写真12_AudiのBier

写真13: Audi本社で飲んだビール

本社に行って知ったのですが(ググっても出てこなかったので)、工場ツアーもあるんですね。。。


・ニュルンベルグ(ドイツ鉄道の鈍行で3時間くらい)
ワーグナーの歌劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」、ナチスの党大会の開催地、ナチス戦犯の「ニュルンベルク裁判」、中世からのおもちゃの街等々ドイツを語る上では外せない街。
私にとってのニュルンベルグはドイツ鉄道発祥の地(ニュルンベルグ〜フェルト間)でドイツの鉄博のある街。
注:私は鉄オタではございません。ガチ勢にしてみればただのミーハーです。。。

見所は13〜15世紀にかけて建てられたゴシック様式の聖ローレンツ教会、神聖ローマ皇帝の城で15世紀頃に完成したカイザーブルグ、おもちゃの博物館、ナチスゆかりの地(ドク・ツェンムルト、ツェッペリンフェルト、ニュルンベルグ裁判法廷)等ありますが、滞在時間が4時間しかなく(意外と鉄道で時間かかったのと、また夜はオクフェス行きたかったので・・・)、カイザーブルグ(聖ローレンツ教会はその途中に有り)と鉄博に絞って行動開始!

とその前に、朝はミュンヘンの駅で買ったサンドイッチだけだったので、途中のビアレストランで腹ごしらえとビアーを。
注文したのはニュルンベルグソーセージとビール、豚の血と内臓で作った肉団子スープに豚足を煮たやつ、ナックル。(写真14〜18)

写真13_ニュルンベルグソーセージ

写真14: ニュルンベルグソーセージ

写真14_ヴァイツェン

写真15: ニュルンベルグソーセージと共にいただいたヴァイツェンビール

写真15_Bier

写真16: 追加のビール

写真16_肉団子

写真17: 豚の血と内臓で作った肉団子スープ

写真17_ナックル

写真18: 豚足(ナックル)

ニュルンベルグソーセージはその名の通り、ニュルンベルグのソーセージで、小ぶり(成人男性の手の小指くらい)なソーセージをカリッカリになるまで炭火で焼いたもの。
カリッカリに焼くことで余計な水分が飛び、肉の旨味がギューーーっと詰まった一品!
今思い出しただけでもヨダレが(^q^)
日本じゃ食べたことないので、行かれた際は是非!

補足:先日六本木ヒルズで行われていたクリスマスマーケットに行きました。
そこに「店主が本場で修行したニュルンブルグソーセージ」と題してニュルンブルグソーセージが売られていましたが、後2歩足りませんでしたね。
一つは遠赤外線の調理器具で焼かれていたため、炭でローストされた感がない
もう一つは保存料としてビタミンCが使われていたこと。そのため仄かに酸味があり、マイナス。

付け合わせのポテトはじゃがいものマリネ的なもの。

写真18_ポテトのマリネ


写真19: じゃがいもの付け合わせ

ほのかな酸味を感じたので、マリネかと。
この酸味が腹を空かすわ!
店員に「Potate?Cabbage?」と聞かれ、とっさにCabbageはザワークラウト的なものと判断し、Potateと回答。
ザワークラウトは大好きですが、腹が空いていたので炭水化物が欲しかった。
注:マリネかと思ったんですが、ググったらKartoffelssalat(カルトッフェルザラート、ビネガーあえのポテサラ)という料理みたいです。


豚の血と内臓で作った肉団子スープは味がよくわからず。
スープが薄味で血と内臓の臭みを取るためにスパイスが使われていることと、これは確かに内臓系の料理と分かる味わいだけど、上手いかどうかはわからず。
豚足を煮たやつは近くの席に座っていた老夫婦がかぶりついてたのがものすごく気になり、店員に「What’s that?」と聞いて「(Pork)Naccle」と即答されたもの。
味付けはシンプルに塩のみで終始野性味溢れる豚足味。
煮ただけなので脂はほとんど落ちず、けっこうヘビーな一品。
これを一人一つづつ食べてたじーちゃんばーちゃん、すげーわ!
ちなみに、私は味変したかった。
「マスタード, please?」って聞いたらもらえたかも・・・


鉄道の旅/ニュルンブルグについてはもう少し書きたいことがあるんですが、とりあえず、今日はこのへんで( ´ ▽ ` )ノ

※私が訪れた2016年9月末時点での情報に基づき、書いております


鉄道旅で行きそびれたところ
ザルツブルグ:オーストリアの都市
ミュンヘン郊外:ニンフェンブルク城
ミュンヘン中央駅からU1に乗ってGern下車、妖精(ニンフェ)の名を冠する中世に建てられた、ドイツ最大級のバロック様式のお城
敷地内にはマイセンと並ぶ高級磁器、ニンフェンブルクの工房がある。
ダッハウ強制収容所:ナチスによる最初の強制収容所

鉄道旅でやり損ねたこと
特急EC/ICE/ICに乗り損ねた(T-T)
EC: ヨーロッパ都市間特急
ICE: 都市間超特急
IC: 都市間特急

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