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心のシーズンと風物詩

必要量の勉強計画を立てたら、初日のノルマを3日目に持ち越しそうになっている。

ちょっと不調かもしれないね。

私には切っても切り離せない心のシーズンがある。

1〜3月、4月〜6月というように、3ヶ月ごとに心の様相は変化していく。
調子のいい時期と悪い時期、ポジティブな時期とネガティブな時期といった対照的な位相を行き来するのだ。

遊園地のバイキングほど激しくはないけれど、大きな振り子のような優しい揺れ。
私の生きる時間を刻んでいるのかも。

今はあんまり良くない方の時期、多分3月までだと思う。
終わりが分かるのはとても嬉しいことだ、杞憂を並べる必要はない。

日本の四季それぞれに特有のものがあるように、私の心の季節にも風物詩がある。

それは音楽で、私はその時に必要な曲に出会えている。
鬱屈に染まらず快方に向かうのは、その音楽のおかげに他ならない。

ひとつ前の季節は愛に満ちた春めいた季節だった。世間は秋一色の中!
出会えたのは尾崎リノさんなどのアーティストで、厚手の靴下みたいに穏やかで少しわがままな愛を教えてくれた。

ねえ、地上の暮らしには もう飽きた?
尾崎リノ『天国』

『天国』は、亡くなった「私」の、現世にいる「あなた」に向けた言葉のような曲。
「あなた」を待ちきれない無邪気な愛の表現に完全にやられてしまった。
どこか超越的な尾崎リノさんの音楽によって前の季節は彩られていた。

今は1月。
まだ新しい季節が始まったばかりだからか、あらたな曲はまだ私の前に現れない。

明日は出会えるだろうか。


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