いつの間にか、音になって
ゴムの木を買った
幹が太く、葉っぱいちまいが手のひらくらい大きいドンっと存在感のある観葉植物だ。
大きいものだと7000、8000円することもある
それがショッピングモールの真ん中でなんと、
500円で売っていたのだ!
「え?なんで?」
「こんなに元気でキレイなのに?!」
と興奮気味にゲットした。が、購入して一週間…
「ん?」
「この葉っぱの斑点はなに?こんな柄じゃなかったよね…」
調べてみると「斑点病」という病気だった
「うそぉ」
買ったばっかりなのに、
ていうか、だから破格だったんだ…
値段の意味がやっとわかった
たしかに今思えば、光もまったく当たらないショッピングモールの真ん中で、植物がげんきに生きれるわけないよね…
そう思うと、なんだか悲しくなった
その木をみると、切なくなった
そっか!だからわたしのところに来たんだな!
よし!わたしがそばにいてやろう!
なぜか突然、
使命感のようなものがふき出してきた、笑
斑点病の対処法、斑点のある葉を取り除いて、湿気がこもらないよう風によく当て、でも室内から急に日光にあてると、びっくりしてしまうので、そこはひかえめに…
家に入れては出して、出しては入れて
風を当てて、当てては観察して…
まるで赤子のように、笑
「げんきになってね」
いつの間にか、声になって出ていた
「がんはってね」
むすこがいっしょに、つぶやいた
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