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読書初心者の私が意識している「ゆるく続く」読書スタイル

こんにちは。
今回は、ゆるいけどなるべく続けられることを目的とした私の読書スタイルをご紹介したいと思います。様々な読書家の方たちの影響を受けたものなので目新しいものはないかもしれませんが、よろしければご覧ください。
(※主に小説の読み方に関するお話です。ご了承ください)


はじめに

私は昔から何事にも関心が薄く、また続かない人間でした。子供の頃は習い事にピアノをやっていましたが熱心に打ち込むことはなく、クラスの様々な流行りものも面白いと思えず…。大人になってからは新たな趣味を作ろうと色んな物に手を出してみましたがダメでした。

そんな私が30代になってから始めてしかも唯一続いているのが読書です。まだ1年程度ですが、こんなに継続できている趣味は初めてです。
子供の頃から本を読むのが好きだった訳ではありません。むしろ苦痛でした。その時のお話はこちらで少しお話しております。

今回は、なぜ飽き性で意志も強くない私が読書を続けられているのかということをまとめてみました。

読書モチベーションを上げる工夫

積ん読はガンガンする

積ん読とは、本を買っても読まずに積んでしまう状態のことをいいます。一般的に積ん読は良くないイメージもあるかもしれませんが、私はメリットも多くあると思っています。

今私の積ん読は200冊くらいありますが、むしろ部屋で興味のある未読の本に囲まれると次読む本にも困りません。常に好きな本(小説)に囲まれているので、本の背表紙や積まれている様子を見るといつもワクワクした気持ちになります。「早く次の本が読みたい!」と思えるので、今読んでいる本を読む事にも熱が入りやすいです。本を買うのも楽しいですしね。

もちろん、スペース的・金銭的なことも考えないといけませんが、まずはそれの許す範囲で、好奇心のままに気になった本を買って本棚を埋めモチベを上げました。

本は慎重に買う

積ん読はたくさんしますが、本は手当たり次第に買っているわけではありません。この本の選び方が正しいかわかりませんが、私は本の「あらすじ」と「レビュー(ネタバレを避けて)」を見て、ときめいた本のみを買うようにしています。いわゆる衝動買い(表紙買い、帯買いなど)はあまりしません。

それにより、自分に合っている可能性のある本のみが本棚を埋めることになります。すごく安心しますし心地よいです。

読む本の選び方と小さな工夫

次に読む本は、本を買うときと同じように自分の心と相談して決めます。今の流行りなどよりも、今の自分が本当に読みたいという本を本棚から探します。その時間もまた楽しいです。

本棚とは別に、私は長時間いることの多い場所のすぐ近くに、常に今読んでいる本を置いてあります。すぐに本を開き物語に入り込めるようにです。地味にこの「常に手の届く所に本がある」というのは重要だと思ってます。

モチベの上がる読書術

私の場合、本は必ず同時に3~5冊を併読します。柔らかいもの・硬いもの・優しいもの・バイオレンスなもの・時代物・SF・小説・新書…などから自分の心のときめく組み合わせを考えて選びます。

大抵は、雰囲気軽めの本1~2冊・重めの本1冊・エッセイか時代物1冊・新書1冊…といった組み合わせが多いかもしれません。それもその時の気分によります。

併読は難しいというイメージもあるかもしれませんが、1冊目を20分読み、2冊目を20分読み…と乱読することによって、色んな本の味が味わえて脳が飽きにくく、結果一度に長く読書が出来るような気がします。もちろん、合わない方は1冊1冊読むのも良いと思いますが、ぜひ一度お試しください。

各種ツールを使う

私は様々な読書ツールと使い、日々モチベーションを維持しています。読書メーターという読書管理サイトでは感想を投稿します。自身が投稿した本の感想にいわゆる「いいね」が付くと嬉しくなり、次はもっと読んでもらえる感想にしようとモチベが上がります。

凝ったものにすると続かない質(たち)なので、なるべく簡単な手書きの読書ノートも作り、いつでも読了したものを見返せるようにしています。紙に残すことでこの先ずっと、自分の読んだ本や感想を見返せて安心です(下画像)。感想は稚拙ですが、自分しか見ないので問題ありません。

小説『コンビニ人間』のページ。「本情報」「あらすじ」「感想」「心に残った文章」を記録する

あくまでも目的は読書モチベを上げるためなので、出来る範囲で、気合を入れずに書いてます。

あとは、読書の際使う読書グッズも気をつけています。刺繍が入っていたり革製のブックカバーやしおりをいくつも持ち、これも本を選んだ際、その本が合うと思ったグッズを心の赴くままに付けて楽しみます。本によって気分も変えられてよいです。

外部からモチベーションを分けてもらう

一人で読書をし、一人で本の情報を探して…としていると少しさみしく感じるときがあります。私は、Youtubeの読書動画(読書vlogなど)や読書に関連するサイトをよく見ます。他の方が楽しそうに本を紹介している姿や、熱のこもった読書感想文などを見ていると、みるみる読書モチベが湧いてきます。

読書モチベーションを下げない工夫

毎日の読書目標を決めない

基本的に本は毎日読むことが多いですが、日のよって気分の向かない時は全然あります。その時はその心に素直に従い、お休みします。

また「今日は何ページ読もう」とか「今日は何分読書するぞ」というのは絶対に決めません。理由は同じで、私の場合読書を義務感でやったら絶対続かないと思っているからです。

もちろんそちらのほうがモチベ上がるよ、という方もいらっしゃると思うので、そこもご自身と相談されるのが大切だと思います。

読んでいてつまらないと思った本は容赦なく切り捨てる

期待して買った本が自分に合わなかったということはよくあります。そういう時に「でもせっかくお金出して買ったのだから…」と思ってしまうと、今度は読書への義務感が出てきて、読書がつまらなくなる気がします。

つまらない=今の自分には合わなかったと諦め、すぐに次の面白そうだと検討をつけた本を読む始めるようにしています。

難しい本に出会ったら、たまに頑張って読む

難しい、複雑だと思った本に出会うときがあります。基本そういった本は後回しにしてしまいますが、たま~に頑張って読むときがあります。私にとってそれは、海外翻訳本やSF、またぶ厚めの本です。

読んでいる時は辛いと思うことが多いです。それでも辞書やネットで調べながらちびちびと読み続け、自分にとっての難読書を読破すると不思議なことに「読書筋肉」が付き、更に読書すること自体が楽になっていくような気がします。
たまにはこういった本を読むということも大切なのかなと、最近思いました。

「良い本棚」を作るという目標を立てる

先ほど積ん読の項目で「好奇心の向くままに買った本で埋めた」と書きましたが、やはりスペース的な問題はあって、本を無限に収納できるわけではありません。

本の処分方法について、私は基本読み終えた本は読書ノートに記録した後、「心に残った」「もう一度読みたい」と思った本のみを残して他を買い取りに出します。そうすることで、あまり印象に残らなかった本は手元になくても読書ノートに記録が残りますし、手元には自分が本当に良いと思った本のみが残ります。

現在それらの本は15冊ほどしかありませんが、いつか本棚を一杯にしてみたいです。

さいごに

読書のモチベーションを上げる工夫と、下げない工夫と分けて書かせていただきました。読書に限った話ではないと思いますが、継続する上でいちばん大切なのは「自分自身の心に従う」ことなのかなと思います。

映画化された原作だから読まないといけないとか、一般的ではない読書術だからやってはいけないとか…そういった他人軸ではなく、判断基準を自分の心基準にして喜ばせてあげることが大切なのかなぁと感じます。

だから乱読していても、読書グッズをたくさん集めても、適当すぎる読書ノートを書いても、10冊20冊併読しても、積ん読が何百冊あっても、自分が満足ならそれで良いし正解はない!
そう思えた時、私は凝り固まった「義務感」から開放されてのんびり読書を楽しめるようになったと思っています。

長くなりましたが、ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。

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