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上海の越境ECの保税倉庫へ行ってきました!

上海KEMBO中原です。

日本から中国へ国を跨いで、ネット販売することを中国越境ECと言うが、現在、中国の消費者は、様々な海外商品を中国にいながら購入することができる。
それを裏で支えているのが、中国内の保税倉庫であり今回、実際どんなものか見学してきた。

まず、そもそも越境EC?保税倉庫?という言葉自体深く話すとここでは書ききれないので簡単な表を記したの見ていただきたい。

国内ECと越境ECの違い
越境ECの税制

要は、きちんと申告すれば、税金優遇しますよ!って仕組みである。

一番右側の越境EC(保税区モデル)というのが今回の保税倉庫で利用される。保税というからには、ここに置いてあるだけでは、税金は発生しない。日本の倉庫に置いてあるのと同じである。
実際売れてから、税金が発生するモデルであり、しかも普通に輸入されている商品よりも税金が優遇されているのである。そのため、ここ数年保税倉庫が沢山設置されている。この保税倉庫では、様々は越境ECプラットフォームとシステム連携されており、どの商品が入庫し、どの商品が売れたかによって、税関のシステムと連携し税金の支払いを管理することができる。

上海嘉定の保税区の入口

上海の中心から北へ約50kmの位置にある嘉定の保税エリアの入口は、すべての車両のナンバーを自動で記録している。このエリアに大きな倉庫が沢山設置されている。

エリア内の倉庫の敷地
見学した倉庫の荷下ろしのエリア
作業の様子

私が訪問した物流会社には、日本の日用雑貨や化粧品が山積みされていた。やはり中国で人気なのは日本製のものが多い。あとは、カナダ製のペットフードがそれ以上に山積みされており、今はペット用品が良く売れているそうだ。

このように、高度にシステム連携された仕組みを持つからこそ中国がここまで越境ECが発展したのだろうと思う。

弊社でもこのような物流の会社を利用して日本から中国へ越境ECしたい企業をサポート可能なので、ご興味あればいつでもご相談ください。

ライター:中原賢一
KEMBO(上海賢房信息技術有限公司)CEO 董事長 総経理
2000年よりIT会社でシステムエンジニア。
2003年より中国往来開始、上海でのWEB系システム開発のPMを歴任。
2008年、上海にKEMBO社設立、中国の日系企業を中心にWEBマーケティング、プロモーションを多数実施、現在はデジタルマーケティングコンサルタントとして、クライアントと寄り添い新ブランドの戦略立案から制作・運用までデジタルマーケティング全般をお手伝いする。また、データ分析、AIは再度エンジニアレベルから研究中。日本ディープラーニング協会E資格保持者。
趣味は空手。2児の父。

お問い合わせ:info@kembo-net.com
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