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ドラマ「ブラッシュアップライフ」は中国でなぜウケたのか!

ここnoteでも何回か中国のドラマをご紹介していたことがあるが、今回は日本ドラマのお話。

日本の「ブラッシュアップライフ」というドラマをご存知だろうか。
安藤サクラ主演のドラマで日本でも結構人気だったと思うがここ中国でもかなりの高評価を受けている。
筆者は日本ドラマはほぼ見ないのだがこれは中国人の妻も友達からめちゃ面白いと聞いたらしく一緒に見ることにした。ちなみにドラマの中国名は「重启人生」。

感想としては高評価と言われるだけあり、かなり面白かったし日本人であれば感じることのできる懐かしいコンテンツが散りばめられており、幅広い視聴者層の心を捉えることができたのだろう。

ただ、この日本特有の懐かしさや感覚(地元にラウンドワンができた喜びとか!w)を味わうことが難しい中国でなぜここまで高評価を受けているのか。
個人的には「タイムループ×ほのぼの」という新鮮感がよかったのではないかと思う。

2022年中国では『开端』(Reset)というドラマが結構流行った。
これもいわゆるタイムリープ系ドラマである。こちらは同じ時間軸に何度も戻る、という様なものであった。だいたい同じ時間軸で話が進むのでハラハラドキドキ感も継続し、視聴者を飽きさせない面白いドラマであった。

筆者が思う「ブラッシュアップライフ」のタイムリープの新鮮感とはタイムリープ系ではあるものの同じ時間軸へのリープではなく、「生まれた瞬間から何度もやり直す」というところにある。一見すると間延びして飽きそうに思う構成なのだが、ここがうまく作られており、視聴者を飽きさせることはなかった。
そしてタイムリープ系のコンテンツは基本的にハラハラドキドキ系が多いのだが、「ブラッシュアップライフ」では「ほのぼののんびりしたタイムリープ系」という設定も中国でウケた要因であると思う。
ウケの良い「タイムリープ」というテーマ「見たことのある日本っぽいほのぼしたライフスタイル」を感じられる様な点が中国人にウケたポイントではないかと個人的には思っている。

これがハラハラドキドキ系であれば去年の『开端』(Reset)と少しかぶってしまい、中国人にはここまでウケることはなかったのではないかと思う。
ということで今回はドラマ批評みたいなnoteになってしまったがw、どんなコンテンツが中国でウケるかというのは本当に予測できないし、不思議なものである。


ライター:Taro Nozawa
お問い合わせ:nozawa@kembo-net.com
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