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「良い会社」となるメカニズム

当社では「良い会社」として、いつも3つのことをお伝えしています。
①お客様に喜ばれる商品・サービスを提供して社会に貢献する会社
②働く人が幸せな会社
③高収益の会社(対付加価値営業利益率20%)

 
それでは、どのようにしたらこのような「良い会社」となるのでしょうか。
私は、多くの企業様へのコンサルティングのご支援をさせて頂く中で、「良い会社」となるメカニズムがあるのではないかと思っています。今回は、この「良い会社」となるメカニズムについて書いてみたいと思います。
 
まず、「良い会社」ではない企業様においてよくあるパターンをご紹介したいと思います。
このような企業様は事業の方向付けが明確でないことが多いです。方向付けとは、どのようなお客様をターゲットとして、どのような独自性がある商品・サービスを提供していくのか、またその為にどのようなアクションに取り組むか、ということです。こうしたことが明確になっていません。
 
その一方で外部・内部環境が大きく変化する中で、方向付けが明確でない為、どのような環境変化に対応すればよいのか判断できません。経営資源が限られている中で、立ちすくんでしまうことも多々あります。
 
そうこうしているうちに、既存の商品・サービスがお客様や社会のニーズから乖離していきます。ニーズが乖離した結果として、お客様から喜ばれることも減るのです。
お客様から喜ばれることが減れば、売上・利益は自ずと減少していきます。
 
お客様から喜ばれず、売上・利益も減少するのですから、社員の働きがいが低くなるのは当然の帰結になります。
 
それでは、「良い会社」である企業様はどうなのでしょうか。実は上記の「良い会社」ではない企業様と全く逆のパターンとなります。
 
まず、方向付けが明確になっています。「良い会社」の経営者にお話しをお伺いすると、ストーリーを語るように方向付けについてお話しを頂けます。
 
方向付けが明確になっている為、自社が対応しないといけない外部・内部環境が明確になります。経営資源が限られている中でも、対応すべき環境変化に集中することができます。
 
環境変化に対応する中で、お客様や社会のニーズにマッチした商品・サービスを開発し、提供することができます。ニーズにマッチすることで、「良い会社」の①である「お客様に喜ばれる商品・サービスを提供して社会に貢献する会社」となることができます。
 
お客様に喜ばれ、社会にも貢献するのですから、結果として「良い会社」の③である「高収益の会社」を実現することができます。
 
お客様に喜ばれることによって社員の方々に「働く幸せ」が提供でき、また売上・利益の増加により「経済的幸せ」を提供することができます。この「働く幸せ」と「経済的幸せ」により「良い会社」の②である「働く人が幸せな会社」を実現することができるのです。
 
この循環が確立すれば、働く人も経営者が示す方向付けに自信をもってついていくようになり、これまでの循環が更に力強く推進されるようになります。
 
このような「良い会社」のメカニズムが皆様の会社にも当てはまるかどうか、一度考えて頂ければと思います。
 

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