題名 「見えない影」
皆が持つ心
そして抱えているもの。
表面には見えない
数々の思いが影を作りだす。
揺れる影を曇らせ
心の中で深く彷徨い
生きる理由を問う。
内へと秘め込み
追いつかない影を
さらに追いかけて
誰も居ない砦に迷い込む。
そして外を映す鏡は幻のように
煌めき揺らめいている。
本当の真実が何も見えないまま
微熱の日々は続き
自分を責めて
誰かを攻めて
すべてを拒絶する。
否定の日々が心を走り抜け
さらに自分は傷を負う。
その姿に震えが止まらず
もう充分だろうと囁きが聴こえる。
自分