![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148229410/rectangle_large_type_2_3ae3d69b46fdd4fc4fe15dcd094b4f09.png?width=1200)
昔のこと
皆様、ご心配おかけしてます💧
お見舞いのコメントくださった方、ありがとうございます。体調は回復に向かっています!
しかし暑い…
この暑さで、何気なく思い出した。
15の時、学校であくびがとまらず、
眠たいのかなって思って、半日授業だったので
通学バスを降り、寒い冬の中家路についた。
母は入院中で、どことなく不安だった。
喉が痛いのでのど飴を舐めた。
不覚にも寝てしまっていた。
のど飴がミックスされたよだれが、
私の髪の毛をパリパリにしていた。
熱を計ったら、39度だった。
父が、困った顔をしながら面倒くさそうに私を病院に連れていった。
お父さんごめんなさい。
点滴をしながら、車で待つ父に謝った。
それから4年後、今度は暑い夏私はまた同じ症状に冒された。
その時は初めての1人暮らし、初めての高熱だったので、なんとかして近くの耳鼻咽喉科を受診。
問診票を書いて、私は貴重品が入ってるバッグを雑に抱き、気付いたら寝ていた。
「起きてまちか?」
びっくりしてゆっくり目を開けると
可愛い女の子がいた。
「ママ~、おねえたん起きてた~よかった~」
あ、○んだと思ってたのかなと思って、
起こしてくれてありがとう。
と、言うと
「おねえたんは、どうしたの?○○はね、お耳が痛いの。」
「お姉ちゃんは、喉が痛くて熱があるから、うつったら大変だからママのとこ行ってね、本当にありがとう。」
「そうなんだ、これママが!○○も一緒に買ったんだよ!」
こつぶ
というオレンジジュースをもらった。
優しい子供だ。
母親に会釈し、私は看護師に名前を呼ばれた。
医者はすごくいい医者だった。
抗生剤とビタミンCの点滴をするため、
ヘロヘロになりながら移動中、
「ちょこちゃん頑張ってね!」
と、さっきの女の子が言った。
看護師が名前を呼んだ時に覚えたのだろう。
私はグーのポーズをしてから手を振った。
その女の子も今ではすっかり大人であろう。
そんなことを思い出しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?