高齢者の入院について
結論:高齢者の入院は命取り
・認知症の悪化
・身体の衰え(拘縮や運動機能低下)
大好きな祖父のトイレ掃除はもうできない
先週のこと、
大好きで世界一尊敬する祖父の呼吸が急変し、
病院へ行った。
結果、肺が真っ白になっており、
肺炎になっていた。
これまでの日課は毎日夕方に押し車を押しての散歩。
食事・トイレ・お風呂は全て自立。
そんな生活が今後もしばらく続いていくと思っていたところ、
朝食の途中で上手に飲み込めれず嘔吐。
嚥下機能が低下してきていた。
恐らくこの時に肺へ胃酸が入ってしまった。
その日は様子がおかしく、
いつもなら晩ご飯を食べたらお風呂だが、
晩ご飯はおなかが空いていないので食べない。
お風呂は声掛けをするも今日は寝ると言って就寝。
そして翌朝。
階段から降りると玄関前で横たわっている祖父を発見。
慌てて声掛けをするも意識がもうろう。
見渡すとひな人形の飾りと一緒に寝転んでいる。
枕は娘のサッカーのカバン。
気温は約5℃の玄関前。
寒かっただろうと心配し何とか起こす。
立ち上がろうにも力が入らない。
身体はこわばり足が前に出ない。
何とか部屋へ誘導するもパンツやシャツがおしっこで濡れている。
しんどいだろうがキレイにして寝転んでほしかったので、
着替えを介助する。
「これから山か?」
最近お手伝いで山の仕事をしているので急に記憶が繋がった様子。
まだ早いからもう一寝入りを誘導し、
電気を消す。
始めて部屋以外で寝転ぶ姿を目の当たりし、
これから急速に老いが進んでいくと確信する。
そしていつも通り夜明け前に出発して山へ。
夕方の帰り道で電波が入りだしたスマホが鳴る。
着信が何件も入っていた。
母親からの連絡。
そしてLINEを確認すると、
「入院します」
いつも通り主語がない母のメッセージ。
祖父の入院であることはすぐに想像できた。
急いで電話すると、
肺に白い影が出来ておりARDSという病名だった。
嘔吐した際の胃酸が悪さをして炎症を起こしている様子。
現在は送管し人工的に肺へ酸素を入れいている状態とのこと。
今朝まで歩いて着替えが出来ていた祖父が一気に絶対安静に。
そこから10日経過したが、
昨日管を抜いて口からの食事もスタートしていた。
しかし本日の検査で治りかけていた肺が改めて真っ白に。
20時頃主治医より連絡を頂く。
再度管を入れて酸素を取り込むか、
現状のままで本人の体力に任せるかを考えてほしいとのこと。
孫会議では本人の性格からして延命を望まないと判断。
あとは両親がどう選択するか。
どうなろうとこれまで受け取った多くの愛は変わらない。
想いでも変わらない。
ぼくの大好きなじいちゃんはずっと変わらない。
いつまで生きてくれるか分からないけど。
もうぼくの名前を呼ぶことも出来ないかもしれないけど。
ずっとずっと大好きだよ。
涙が止まらない3月10日。
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