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低身長の検査をする①

Hクリニックを尋ねたのは、3歳健診から2カ月ほどたったころです。
実は低身長の治療については、調べておりましたが、自己注射が必要なことくらいしか知りませんでした。

これまでの成長記録(母子手帳&保育園の記録)などを持ってH先生の所に行き、かかりつけ医から教えてもらってきたことを伝えました。
先生から両親の身長などいくつかのヒアリングがあり、その日は採血と左手のレントゲンを撮って帰りました。

ちなみに低身長症には、いくつかの原因があるそうです。
娘は、成長ホルモンの分泌が正常でない病気です。
遺伝性の原因のあるものや、誕生時に小さく生まれた子どもが標準身長に追いつけなかったもの(通常は2~3歳で追いつくらしいです)などがあるそうです。
後日、採血の結果を聞きに行くと、その採血では異常は認められなかったことから、成長ホルモンの分泌を調べる検査の案内がありました。

日本内分泌学会のHPをみると、この検査は「成長ホルモン分泌刺激試験」というそうです。この検査は、一般的に通常2泊ほどの入院が必要なそうですが、Hクリニックでは日帰りで2日に渡って実施されていました。あとで聞いた話ですが、入院検査という負担がないように、かかりつけ医はH先生のところへ勧めてくれたそうです。
前日21時からの飲食は禁止で、ほぼ午前中いっぱいかけて検査が行われること、そして詳細資料を渡されて、検査の予約をして帰りました。

初日は、点滴で薬を投与され、定期的に採血をされます。
とてもじゃないけど、一人では無理だと感じ、夫に休みをいれてもらい、2人でおもちゃ持参で挑みました。

幸い、3歳3ヵ月の娘は、飲食禁止には理解を示してくれました。
が、初めての点滴(実際には1ヵ月の頃にしているが本人には覚えはない)には激しい嫌悪を示しました。

まず、娘からすると、前回の採血時に母と引き離されたことも怖かった。
針を刺す際に「動かないように」と、何らかの抑制されたそう(あと聞いた)が、これも怖かった。
検査日も同じように針を刺されに処置室へ連れて行かれ、なおかつ、針が腕に刺されっぱなしであることにも恐怖心しかなかったようだ。
約3~4時間泣きっぱなしでした。

点滴の合間に採血があり、その時だけは看護師さんが来てくれるのですが、それ時間以外は小さな個室で親子3人で過ごしました。
ずっと抱っこ状態ですがムスメはぐず続けており、お気に入りのおもちゃにも興味を示さず、YouTubeをみせて辛うじて大号泣させないようにしていた…という感じでした。
その時間は、本人はもちろんのこと、両親も長くつらかった。終わった時の安堵感と言ったら…。
無事検査を終えてよかったと思いながらクリニックを後にしましたが、両親は2回目の検査に不安しかありませんでした。


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