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おぼっちゃま君とのデート

私の家は、いたって普通の共働き 団地住まい。

携帯、スマホ(当時はPHSか)が欲しいと言っても

 「そんなの必要ない。欲しいなら、バイトでもしろ」

と言う親でしたから

じゃあ、バイトするよ

個人店のラーメン屋さんの、アルバイトでした。

バイト先では、なんと!
包丁も握らせてくれて、最終的には、

極細の美しい白髪ねぎ

が作れるくらい、もの凄く包丁技術が上達してた(笑)

家庭包丁はもちろんの事、出刃包丁まで、使いこなしてたっけ(笑)


彼氏もいたし、バイトもしたし、夜は電話したし、進路は決まっているけれど、テストもあるし、なんやかんや、今思うと本当に忙しい毎日を過ごしていたなー…。

と感心するほどです


さて、

おぼっちゃまのB君との、初デート。

都会にでて、ウィンドウショッピングでもしようか。特に計画もない

私「ねえ、こんな事聞くのってヘンかも?だけど、ちなみに今日、いくらある?」

私はめちゃくちゃ、バイトしていたので、当時の時給の低い高校生にしては驚きの、
10万円程稼いでおりました(笑)

B君「え?5万くらい」

おいおい…。オマエ…

バイトもしねーのに、5万かよ!!なんじゃそれ。私の半月分の給料…

私「あ、でも、1か月5万円のお小遣いって事だよね?」


B君「いや、別に 俺、あんまり物欲ないから、決まったお小遣いってほとんど貰った事ないんだけど、なんとなく5万貰ってて、ジャンプとかマガジンとか買ってる。で、服が欲しくなったりすれば、別途、お金貰えるけど、なにか?」

なにか?じゃねーよ(笑)

なにかレベルじゃないってば!

あ…そうですか…



気を取り直し、服を見てたら

私「これ似合いそう!これいいじゃん!」

B君 「なんか、ママに服選んで貰っているみたい♡」

・・・。

買うわ 買うわ 2万円は使っていたんじゃないでしょうか。

まー、お金の事は置いといて、 
この子 やっぱり、お母さんの存在。
大きいな

お母さんになってあげたら、
もっと愛されるかも

そして、もしかして、、、もしかして、、、

結婚とかになったら、お金持ちの旦那さんだから、欲しいもの沢山買えるようになったりするのかな?

とか、お金持ち妻への妄想が、膨らみはじめたのはこの頃(18歳)からでした

私には、一生縁が無いと思っていたけれど、もしかしたら、もしかしたら…
お金持ちになれるかもしれない と


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