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笑わせたい神様

2年ほど前、筆ペンを習い、パステルを使って絵を描き始めた頃、年始に向けて、おめでたいイラストを描いてみよう!!と色紙を数枚完成させた。

当時、仏像のなぞり書きや、写経にもはまっていた。
『七福神の十三仏巡礼』という自分イベントも、やっていて、よしっ七福神のイラストを描いたら、幸福が舞い込むのではないか、なんて欲を出した。


七福神って、とても個性的。
それぞれ、幸福をもたらす神であるということだけど、その中でも、琵琶を持ち唄う弁財天は、AKBさんみたいだなぁと、思いながら描いた。

楽器をひけるなんてかっこいい。
武将も、竹野内豊さんを思い浮かべた。

それぞれ、誰が思い浮かべていたと思うのだけど、ちょっと思い出せない、、

七福神は、願望だ。

荒海を乗り越える、宝舟。

龍の船も、なんかとぼけた顔。
きっと、ほんわかした港かどこかに漂着するだろうな。



モノトーンで、分かりづらいけれど、遊戯中の七福神だ。

浮世絵師、歌川国芳の、『遊戯七福神』。見つけてハッピーになった。
私も描いてみたらほぼベツモノ。

これには、笑った。
福禄寿さんが、ふざけているのだ。

長ーい頭の持ち主だが、そこに腹踊りふうの、”顔"をお描きになって、目の前の人をびっくりさせている。
お茶目すぎる。

すごろくをしたり、お餅を食べたり、楽しい浮世絵だ。
最高に。
幕末は、世の中が不安定で、政治も経済も大きく揺れ動いていた。
人々は、不安、、不満を抱え、まるで今と同じだ。
そんなときにこそ、好きな絵を描いて、心の中を解き放つことができたら。

私は禅画が好きで、仙厓和尚の、“海老をとったどー“的な笑顔のイラストなど、一度見たいと思っている。
出光美術館にあるようだが、遠方なので、まだかなっていない‥

望みが叶いますように。



仕事の話


モチベーションを持つと、動き出しやすいという記事を拝見した。
若手の育成に、欠かせないと。
やる気を出させるには、自信をもたせるのがいいそうだ。

私の後輩は、いっこうにやる気があるように見えず、しかし能力はある。自信はたっぷりあって、体力は低め。先を見通した目で、どっぷりぬるま湯に浸かっているかのように、椅子から離れない。
周囲が苛立っているときに、ダジャレを言ってくる。

数年間、付き合ってみて、彼が成長した部分は、周囲が、成長した大部分に含まれているのだと気がついた。

生産性や、利益をあげるためだけに人は生きているわけではない。
イライラさせたり、ハラハラさせたり、物議を醸し出す人、と、思わせながら、おどけた物知りさんは、自分で言うように本当にお豆腐メンタル、もしくはガラスのハートなのかもしれない。

私には分からないけれど。
お豆腐は美味しいし、ガラスは人を傷つけやしないか。
ネガティブなことを言いたいらしいが、自分を知るための人生を、創っていくことは楽しいことなので、相手となる私はザルなのだ。
たまらない貯まらない、、

七福神の話をすれば、意外な情報を持っていることは、数年間でよく分かっている。
私が、七福神のこんな絵を描いている、と知ったら、モチベーションが上がるはずだ。

モチベーション上がると、動き出せる。
運気が上がる。

福禄寿さまの、フザケっぷりに、笑わせてもらえた。



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