朝を制するために夜を制する
私は、習慣の大半を朝にやってしまいます。「明けない夜は無い」ならぬ「飲まない夜は無い」「空けない杯はない」くらいお酒を飲んでしまうので、夜に良い習慣をやろうとしてもやれない事が多いのです。昔は、日が昇る頃まで飲み明かした事もありますが、朝起きて、しっかりと習慣を実行するために、“てっぺん”(業界用語で夜の12時)を超える事はなくなりました。それでも、想定よりも多くアルコールを摂取してしまったときは、翌日の朝が起きられなくなりますので、飲み方にも工夫が必要です。色々と試しましたが、私が編み出した手法は、「お酒を一口飲むとお水を一口飲む」という「挟み水」習慣を取り入れることです。「アルコールが度数が低いものはOK」などの例外は一切認めません。
日本酒やワインなどでは水との併せのみは推奨される事が多いですが、ビールや焼酎の水割りにおいても同様に「挟み水」を実行しています。水割りに「挟み水」するくらいなら、最初から水割りの水の量を多くしておけば良いではないか?とツッコミを受ける事があります。しかし、こういう例外を認めたら、とたんに「ですよね!」とガバガバ飲んでしまい、アルコール度数が上がっても気づかずに突っ走ってしまいます。「水割りにこそ挟み水」。何やら意味深なキャッチフレーズになってしまいましたが、この飲み方をマスターしてから朝の目覚めも良くなり、朝に習慣を実行できるようになりました。
現在私が実行している朝の習慣は8つです。「1日1回体重計に乗る」「1日1回運動する」「1日1回ストレッチをする」「1行日記を書く」「1日1回ツイートする」「日経新聞(休刊日は日経ニュース)を読む」「1日1チャプター英語の勉強をする」「1日2ページ本を読む」この8つの習慣を、朝の10時までに、家の中、もしくは出勤途中に実行してしまいます。この習慣をやりきったら1日が気持ちよくスタートできています。これから習慣作りをしようとしている人は、一気に欲張ってはいけません。私の場合は、「1日1回体重計に乗る」を3か月やりきってから、一個ずつ増やしていって気が付いたら8つになったという感覚です。最低でも1か月に加えるのは1つまでとしておくと良いでしょう。
ところで、年末の大掃除が結構な重労働でしたので、次は、朝に「1日5分大掃除」というのを取り入れたら良いのではないか?と思いつきました。これを1日5分でやったら、365日で丸3日分の掃除をやった事と同じことです。年末をゆっくり過ごすことができます。通常の片付けに加えて、網戸のふちを掃除する。お風呂のシミを落とすなど、1日5分だけ年末の大掃除チックな事を実行するのです。これは良いアイデアだ!と思ったのですが、冷静に考えればアホでした。1月に落とした汚れは、いずれにしても年末には汚れています。1年間、家を使わせてもらった感謝の気持ちと共にやるからこそ、年末の大掃除なのだと、改めて実感した次第です。大掃除とまでは言わないまでも、「片付け」は次に取り入れたい自分の習慣です。習慣が増えていく事にワクワクしているこの頃です。