絵を見る力 - 作品の力を感じる
あなたがこれまでに自分以外の絵に、1分間でも引き付けられた作品
があればそれは、その作品に力があるということです。
買って帰りたいと思った絵は更に力があります。
買った場合は更に強烈な力に包み込まれ虜にされたということになります。
このような「力」を持った作品が「上手い」ということになります。
綺麗なものばかりに目がいくのはしかたのないこととして、汚い(この表現が適切かどうかは皆さんの判断に委ねますが)ものの中に凄いエネルギーを持った素晴らしい作品がたくさんあるのです。
この「絵力」「画力」を感じ取れる力が、自分に備わっていない(訓練されていない)人は、うまい下手の判断が、「好み」とそれ以外に区別され、作品が放つ底知れない「力」を感じ取ることができないのです。
私もその一人ではありますが。
では、どうしたらその力が付くか?
それは、絵の解説を読んだり聞いたりも良いですが、絵画、彫刻、ガラス、人形、書、漆、陶器など美術品をたくさん鑑賞することと、自分が絵を描いたり、デッサンをしてみることも、鑑賞眼の力をつけることになります。
さあ、あなたはどの方法が良いと思いますか?
林 敬三
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