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[書評]ヤマケイ新書 関東周辺 美味し愛しの下山メシ 著:西野 淑子

今回は山の本の紹介。と言っても登山の技術書や安全に関する本ではなく、食べ物のお話です。

僕は、登山を終えて駅などに行くとさっさと帰ってしまいがちでした。理由はあるんですよ。

まず江戸川区(東京の東端)なので、どの山からも遠く、2時間半程度掛かってしまうので早く帰りたいとか、家で妻と夕食を食べるから夕方にガッツリ食べたくないとか、最近飲酒をやめてしまったので、下山後にビールというのもやらなくなったとか。

でも、本書を読んで反省しました。

パイントグラスの迫力。

著者の西野さんが楽しそうに、美味しそうに下山メシを楽しんでいる描写を読んで、とても反省したのです。山の楽しみを味わい尽くしてなかったな、と。

お酒、丼、麺、魚、などなど、その土地、そのお店でしか楽しめない下山メシを突きつけられて、そのまま帰ることは出来ません。登山学校の下見に行く電車で読んだのですが、早速下山後、掲載されていたお店に飛び込んでクラフトビールを楽しみました。ふふふ。

下山後のビールと揚げ物、最高です。

山の周辺には、チェーン店ではない個人の飲食店が多くあります。よく行く山域の駅やバス停の近くにある、看板や外観を見たことはあるけど入ったことはないお店があります。そりゃもう、何軒もあります。

そういうお店に入るのは、ちょっと勇気が必要です。え?勇気なんて要らないって?いや、僕には必要なんですよ…。

そんな、ちょっと入りにくいけど知ってるお店に入るための、背中を押してくれる一冊。それが「美味し愛しの下山メシ」です。是非購入して読んでみてください。僕のような直帰派は反省すること間違いありません。

下記ヤマケイオンラインの「下山メシのよろこび」にも掲載されています。本書は、更に大幅加筆と追加取材を行った60軒を紹介しているとのことです。

下山メシを楽しんでこなかったことも反省しましたが、千葉や三浦半島など、あまり行ったことがない山域についてなにも知らなかった点でも反省しました。

まだまだ、山もメシも修行不足ですね…。本書を参考にどんどん登り、どんどん食べていこうと思いました。

わぁい、サポート、あかりサポートだい好きー。